変わる総火演 対中国鮮明に 富士の麓が沖縄の島

総火演に「オスプレイ」が登場した意味

 演習終了後には、陸上自衛隊が導入を予定しているV-22「オスプレイ」(米海兵隊のMV-22B)が飛行展示を実施。また「オスプレイ」と同時に導入されるAAV-7水陸両用装甲車も映像のみながら紹介されており、これらの新兵器が新たに編成される予定の上陸戦専門部隊「水陸機動団」において、重要な役割を担うであろうことが示唆されました。

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大型輸送ヘリコプターCH-47J/JA「チヌーク」は、大きな貨物室と大搭載量によって重貨物を戦場に素早く輸送できる(2015年8月、関 賢太郎撮影)。

 第1回目の総火演は、米ソ冷戦時代の1961(昭和36)年に行われました。当時の日本の国防は北海道防衛を主眼としていましたが、五十余年の年月を経てソ連は崩壊。昨今、中国の膨張によって国際情勢は大きく変化しました。

 21世紀の新しい国際情勢に対応すべく、来年以降の総火演演習プログラムもまた、対中国を意識しつつ大きく変移していくことになるでしょう。

【了】

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Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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