最新鋭戦闘機F-35、22世紀まで現役か 数十年後でも現代機が通用するワケ
最新機が出ているだろう22世紀でも、F-35が有効な理由
F-35やF-15がいくら構造上の寿命において22世紀まで使えるとしても、今後に登場するであろう次世代の新型戦闘機に対して、性能面で不安はないのでしょうか。
実は現代戦闘機において、純粋な“飛行機としての機動性”はあまり重要視されていません(もちろん優れているほうが良いにしても)。また将来における戦闘機の機動性も、恐らく現代機と比べてそれほど大きな差が生じるとは考えらていません。
そのため、真に重要なコンピューターやレーダー、それらを制御するソフトウェアなどの戦闘システムをアップグレードすることで能力を向上させることができ、新鋭戦闘機と同等の性能を将来にわたって維持し続けることが可能であると推測されています。
すでにこうした考え方は世界的に広く認められており、たとえば航空自衛隊のF-15J「イーグル」も、旧式の「F-15SJ」と比べ、搭載する電子機器やミサイルのほぼ全てを更新した「F-15MJ」は「別の機種である」と表現しても過言ではないほど、能力が向上しています。
F-35もまた将来的には、ハイパワーマイクロ波や赤外線レーザーといった光速度の指向性エネルギー兵器の搭載、前線で機上3Dプリンターを使いドローンやミサイルを生成する能力、そして空中戦や対地攻撃能力を持ったドローン「UCAS(無人航空戦闘システム)」に対応する前線管制機能、高度化されたデジタルネットワークにおける端末としての能力などが付加され、いま生産されたばかりのものとは比較にならない戦闘能力を有すことになるでしょう。
遠い将来、「21世紀の航空戦はF-35『ライトニングII』の時代」として語られるようになるかもしれません。そうでなくともF-35は、今後登場する「21世紀型戦闘機」においてひとつの指標となることは、ほぼ間違いないといえます。
【了】
テーマ特集「【F-35特集】気になる価格や性能、自衛隊による調達から諸外国の配備事情まで徹底解説」へ
Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)
1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。
F-35に関しては、開発が非常に遅れていることが懸念されているようです。
航空軍事評論家である関 賢太郎様は、アメリカのPOGO(Project on Government Oversight)が公表している、F-35に関する米国防省試験評価部長事業評価レポートはお目通しかと思います。
是非、このレポートの内容を踏まえて、F-35の実用化(戦力化)について、記事をまとめて頂けると幸いです。
この人、数日前にステルス機はもう古くなって、21世紀中に極超音速機が導入されるって記事書いてた。
兵器は適材適所なので、極超音速が導入されるのも、ステルス機であるF35が22世紀を代表する戦闘機になるのもどっちも正しいのかも知れないが、
軍事に疎い一般的な日本人向けの記事にするなら、もう少し詳しく書いてくれても良いと思う。
たとえ国力の弱い国に売り飛ばされたとしても、F15が22世紀まで飛ぶことはないでしょう。古い機体を整備するのも金がかかりますし、22世紀に入る前にF15よりも安くて優れた機体に取って代わるのでは?
この人の記事をいくつか読んだが…
中学生れべるの知識と文章能力で評論家を名乗る恥知らず
にしか思えない
まだ配備されていない戦闘機の寿命の話をされてもねぇ~
>前線で機上3Dプリンターを使いドローンやミサイルを生成する能力
→これネタ?資材をどうやってあの狭い機内に持ち込むの。。
未来は無人化が基準になってくる。
もし、飛行機が無人化すると人が遠心力に耐えることを考えなくても済むし
コクピットが不用になるから機体のサイズも今の現行機より小さくなると思う。
そうなると有人機は機体設計レベルで劣るだろうし産廃化する。
だからF-35の賞味期限が22世紀論には無理があると言える。
筆者はF-35が単なる有人ミサイルキャリアーに過ぎない事をわかってないな。
そんなものが22世紀まで使われているとしたら、世界はえらく平和だったという事になる。
21世紀後半には後進国でさえ無人機の時代になりF-35ごとき有人機は過去の兵器になる。米軍がそれを実証している。
テロリストを爆撃するのだけが無人機の出来ることではない。