国産困難な戦闘機 ついに飛んだ日本のステルス機X-2は何を目指すのか

「心神」という非公式愛称を持つ先進技術実証機X-2が2016年4月、初飛行に成功しました。「純国産ステルス戦闘機」への第一歩と見る向きもありますが、国産は困難なのが現実。ではこのX-2、何を目指しているのでしょうか。

ステルスだけじゃない X-2で試される最新技術

 X-2で試験される主な技術的要素は、「飛行推力統合」「ステルス」「機体構造」「システム統合」の4つです。

「飛行推力統合」とは、戦闘機として必要な高い機動性を実現するもの。X-2は機首の上げ下げを行う「スタビレーター(水平尾翼)」、左右の傾きを変化させる「エルロン(補助翼)」、左右の横滑りを修正する「ラダー(方向舵)」といった通常の飛行機で用いられる各種動翼に加え、2基搭載された国産のIHI XF-5-1エンジンの排気の向きを直接傾けて姿勢を変化させる「推力偏向パドル」を有しています。

 スタビレーターなどの動翼は、機体が前進する際に発生する風を利用して姿勢を変化させるため、速度が遅かったり空気の薄い高い高度では非常に働きが悪くなります。しかし推力偏向パドルならば、速度や高度に関係なく姿勢を素早く変化させることが可能です。

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XF-5-1ターボファンエンジン、左右の排気口それぞれに3枚の「推力偏向パドル」が確認できる(写真提供:スカルショット)。

 また、X-2はパイロットが操縦しません。パイロットはあくまでもコントローラーによって飛行制御コンピューターにどう動きたいかを伝えるだけで、具体的にラダーを動かすといった機体制御は、全て飛行制御コンピューターで動くソフトウェアが行っています。

 X-2は人間が操縦しないことにより、意図的にバランスを崩しやすく設計されています。バランスを崩しやすいということは、素早く姿勢を変化させられる、ということでもあります。また、もし戦闘や事故で主翼の一部が欠損するなどしても、ソフトウェアが空力特性の変化を吸収する「自己修復飛行制御」によって、パイロットはいつもどおりにX-2を動かすことができます。

「ステルス」は、主に相手のレーダーによる被探知を防ぐ技術です。レーダーは、電波を発信し空中の物体に反射して戻ってきたものを受信することによって、距離や方向を探る装置です。X-2には電波をなるべく元の発振源方向に反射させない機体設計「形状制御」が施されています。コクピットへもレーダー波が入り込まないよう、キャノピーは電波反射材でコーティングされ、機体の一部には電波吸収材も使用されています。

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コメント

5件のコメント

  1. 「X-2はパイロットが操縦しません。パイロットはあくまでもコントローラーによって飛行制御コンピューターにどう動きたいかを伝えるだけで、具体的にラダーを動かすといった機体制御は、全て飛行制御コンピューターで動くソフトウェアが行っています。」

    まるで、戦闘妖精雪風とう小説やアニメに出てきた無人機やスーパーシルフ雪風、メイブ雪風を彷彿させるな。

  2. X-2に限らず、今時の民間旅客機など飛行制御コンピューター搭載機は、”パイロットが操縦しません”。

    自動飛行や限定的な自律制御もそれがあってのことですしね。

    そして自動車もそれに近づきつつあります。

    そのうちゲームパッドで運転可能な車も出ますよ。

  3. 私はこれF22か F35早くよこさないと、

    自分たちで作ってしまうぞ!と言うデモンストレーションだと思っているのだが。

  4. この関賢太郎は時々誤った情報を書いて掲載する。

    こんな人物が航空評論家と言えるのか?

    文章も時折稚拙な書き方をするし、恥ずかしくないのだろうか?

    こいつの文章や内容は一切信用できない。

  5. じゃあお前が正しい情報とやらを書いてみろよ

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