高速料金「13車種区分」まで細分化!? バイク悲願「軽自動車等からの分離」へ やっぱヘンだよ今の料金!
国土交通省が新たな「高速道路の車種区分」について素案を示しました。今後、新たな方法で車種ごとの通行料金を算出することと並行して、関係団体からのヒアリングを実施します。車種区分が劇的に増える可能性があります。
2段階で改正されるかも?
これらのデータには、車両の諸元のように誰でも簡単にわかる数値と、乗車利用人員のように、細かすぎて不確定な要素が混じる数値が混在しています。例えば、車種区分別の乗員を乗車定員ではなく、実際に乗車した人数を平均値として出しています。単純にスモークガラスでわからない後席の乗車人数や、乗客のいないバスをどう算出したのか。部会の判断が問われます。
仮に通行料金の13車種区分が成立すると、2001年に始まったETCサービスで、料金収受員時代を超える“公平な”料金徴収が、ようやく実現することになります。
現状では算出結果がいつ公表されるかは未定です。2025年度内は関係団体へのヒアリングが続くと見られます。なお、短期的な将来を見据えた「当面適応する車種区分の決定」と、中長期的な「新たな検討体制を構築した上で、将来の車種区分のあり方」の2つ結論が求められています。
Writer: 中島みなみ(記者)
1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。
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