激レアYS-11の機内に40年前の遺構が「TDAって何だよ!?」期間限定で披露します
茨城県にあるテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」には、戦後初の国産旅客機「YS-11」の量産初号機が保存・展示されています。このたび機内見学したら、30年以上前に姿を消した航空会社の“残り香”を見つけました。
「東亜国内航空」を発見!
屋内保存が続けられているYS-11量産初号機の状態は非常に良く、機外にはコーションマークなどの表記が現役時代のまましっかりと残っています。機内は飛行検査機として使われていたため座席は少なく、「飛行検査データ解析卓」や「航法・検査用機器収納架」といった機器が置かれていました。
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そのようななか、目を引くものも残っていました。それは室内に置かれている安全のしおりです。これは、なんと今はなきTDA(東亜国内航空)のものでした。ほかにも、コックピットにはアナログ計器やスイッチが並んでおり、ディスプレイ画面にデータが表示される現代の飛行機とは違う、YS-11が開発された当時の様子を令和の現在に伝えています。
野口専務は「スミソニアンではないが、民間が国の資産を守るような仕組みが作られて欲しい」と述べるとともに、「日本は戦後80年の間に飛躍的発展を遂げて今の地位がある。ここユメノバには日本の近代史を代表する機械が集まっており、産業復興を支えてきた技術をぜひ見てほしい」と話してしました。
「ユメノバ」では2月8日に鉄道模型レイアウトやインベーダーゲームなどを遊べる「ジオラマ・ゲーム館」がオープンします。ほかにも、館内には1987年4月に廃止された筑波鉄道筑波線の時刻表や運賃表なども展示。さらに8日と9日にはラジコンボート操船体験も行われます。
2月8日から11日にかけて実施するYS-11量産初号機の操縦席特別搭乗体験は、電話(0296-48-7417)で事前に申し込む必要があります。参加料金は1家族1000円。世界中の空を飛んだ国産旅客機のコクピットを見る貴重なチャンスです。ぜひ、この機会に訪れて触れてみてください。
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