「都心の駅ホームに三脚ズラッ」←今回は問題ありません! 鉄道ファンの「聖地」イベント 成功の秘訣とは?
東京メトロとはとバスが終電後の新富町駅構内を利用して、車両撮影会「ミッドナイト新富町☆彡」を開催。営業運転時は絶対できない参加者の要望に応じるなど、濃い内容でした。
普段は絶対できないリクエストも
東京メトロの各線は、それぞれラインカラーが決まっており、有楽町線はゴールドです。駅名標やホームドアなどもゴールドに統一されているなか、やって来たのはパープルの半蔵門線用18000系。行先表示は「試運転」でした。
静まりかえった駅構内に、シャッター音だけが鳴り響きます。なお、この車両は18000系の中でも最新の編成(18112編成)であり、東京メトロによると従来車と比べ、座席袖仕切りの形状など車内インテリアや、制御装置などのメーカーが変更されているとのことでした。
「臨時」を表示した18000系は、続いて新木場方のトンネルへ。やや左へカーブした下り坂に停車すると、参加者の要望に応え、「急行 青山一丁目」「急行 水天宮前」「各停 半蔵門」など様々な行先を表示していきました。
やがて池袋方面には17000系が姿を見せました。18000系と並ぶと、こちらも様々な行先を表示。なお、この撮影会ならではの光景だったのが、参加者が停止位置についても1m単位で要望できたこと。「あと2m、18000系を前に」などと声が上がるたび、トンネル内には「ヒュウウゥゥ…」という車両がブレーキを緩める音がこだましました。
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撮影会は午前4時に終了しました。なぜ、新富町駅で撮影会を実施したのかについて、東京メトロは「この駅は中柱がない構造のため車両が撮影しやすく、鉄道ファンからは『聖地』と呼ばれているので設定いたしました」と話していました。
今回はそのような「聖地」に他路線の車両が来るという、間違いなくプレミア感満載のイベントでした。
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