ホンダの「クルマみたいなデカいバイク!」どんどんゴージャスになっていった!? 最大モデル「ゴールドウィング」かれこれ50年
ホンダにおける「最も大きなバイク」の地位に君臨するのが「ゴールドウィング」です。50の歴史のなかでどんどん大きく、ゴージャスになりました。熱烈なファンも多いホンダの「キング・オブ・モーターサイクル」を振り返ります。
ロングツアラー仕様に舵を切った2代目GL
このニーズを前にしたホンダは、1980年リリースの2代目ゴールドウィング(GL1100)で、完全にロングツアラー仕様に舵を切りました。排気量を1100ccにアップさせ、最高出力よりもトルクを重視しました。
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装備面では、長時間のツーリングでもライダーの疲労を軽減させるようホイールベースを延長させ、厚めのシートなどを設定。さらに快適さを高めたインターステートというモデルもラインナップし、フェアリング(カウル)、サドルバッグ、トランクなどが標準装備となりました。
また、1982年には液晶メーター、ラジオなどを搭載したアスペンケードというモデルもラインナップ。「ラグジュアリーツアラー」という、それまでにはなかったバイクのカテゴリーを打ち出しました。
3代目・4代目で形成された「あのスタイル」
2代目ゴールドウイングで確立したラグジュアリーツアラーのスタイルを高め、より快適さを向上させたモデルが1984年リリースの3代目ゴールドウイング(GL1200)です。
排気量は1200ccとなり、ホイールベースをさらに延長。複数のタイヤサイズのモデルをラインナップし、より細やかなニーズに応えられるよう飛躍しました。
結果的に今日のゴールドウイングのスタイルを確立させた3代目でしたが、1988年には再びモデルチェンジ。4代目ゴールドウイング(GL1500)をリリースします。
排気量を1500ccに大幅アップさせ、バイクでは前代未聞の6気筒エンジンに。その完成度の高さはアメリカだけでなく、日本市場でも絶大な支持を集めることとなり、結果的にこの4代目が、冒頭で触れたような熱量の高い「GLファン」を生み出しました。
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