ホンダの「クルマみたいなデカいバイク!」どんどんゴージャスになっていった!? 最大モデル「ゴールドウィング」かれこれ50年

ホンダにおける「最も大きなバイク」の地位に君臨するのが「ゴールドウィング」です。50の歴史のなかでどんどん大きく、ゴージャスになりました。熱烈なファンも多いホンダの「キング・オブ・モーターサイクル」を振り返ります。

世界初・量産二輪車用エアバッグを搭載した5代目GL

 4代目ゴールドウイング(GL1500)はいくつかのマイナーチェンジ、派生モデルをリリースしながらも、ベースモデルの変更はなく、19年という長きにわたって生産され続けました。

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現行型の最終スケッチ。リアトランクのないモデルが「ゴールドウィング」、あるモデルが「ゴールドウィングツアー」と呼称されたが、トランクなしのモデルは生産を終了(画像:ホンダ)

 そして、2007年にようやくフルモデルチェンジ。5代目ゴールドウイング(GL1800)がリリースされます。

 排気量はさらに大幅アップの1800ccとなりましたが、特に大きな注目を集めたのが世界初となる「量産二輪車用エアバッグ」の搭載でした。

 日本におけるエアバッグの開発はホンダが切り開き、そして進化させてきたもの。この知見をクルマだけでなくバイクにも取り入れるべく、5代目に装備されたのです。パワー、実用性、ラグジュアリー性同様かそれ以上に、安全性能も高めているのがホンダらしいところで、さらに「GLファン」からの信頼感を高めました。

50周年を迎えたGLこそ「キング・オブ・モーターサイクル」

 5代目ゴールドウイング(GL1800)は2007年から10年間生産されましたが、2018年には現行モデルとなる6代目リリース。

 過去のモデルチェンジを振り返ると「もう2リッターになってしまうんじゃないか」と思われる向きもありつつも、1800ccのママ。それでいて5代目の機能性・安全性を高めつつ、ホンダ独自開発の二輪車用ダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを採用し、「バイクを操る楽しさ」に改めて回帰させたモデルです。

 そのコンセプトは外観にも表れており、歴代のゴールドウイングの中でも空力を意識したような「バイク」のイメージを損なわない構成。これまでの「GLファン」以外のニーズにも応えたいという狙いを感じる1台となっています。

※ ※ ※

 2025年は、初代ゴールドウイングが登場してから50周年の節目です。ホンダのバイクには「名車」と呼ぶに相応しいモデルがいくつもあり、ユーザーごとの思い入れによって、その評価は異なるところでしょうが、その大きさや独特の存在感を鑑みれば「キング・オブ・モーターサイクル」の名に相応しいのはゴールドウイングではないかとも思います。

 開発当初のスーパースポーツからラグジュアリーツアラーへ……独特の変遷を辿ったそのストーリーも含めて、ゴールドウイングはやはり唯一無二の特別なバイクです。

【え、最初は超シンプル!?】どんどんゴージャスになっていった歴代「ゴールドウィング」(写真で見る)

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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