関越道の渋滞“撲滅”に近づく!? 最大のボトルネックに「付加車線」上下線で一部完成
NEXCO東日本さいたま工事事務所は2024年2月19日、関越道で施工中の「付加車線」について、3月下旬に運用を開始すると発表しました。関越道で目下“最大のボトルネック”となっているポイントの改善が見込まれます。
「高坂SAが渋滞しない」なるか!?
NEXCO東日本さいたま工事事務所は2024年2月19日、関越道で施工中の「付加車線」について、3月下旬に運用を開始すると発表しました。関越道で目下“最大のボトルネック”となっているポイントの改善が見込まれます。
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付加車線の運用が開始されるのは、「高坂SA」の前後(坂戸西スマートIC-東松山IC)です。SA入口ランプに通じる下り線0.5km、上り線2.2kmの付加車線が完成し、片側3車線から4車線となります。
高坂SA付近は、下り勾配から上り勾配へ変わる「サグ」が存在し、無意識に速度が低下することから、土休日の午前を中心に下り線が、午後を中心に上り線が渋滞しがちです。
このようなサグに起因する渋滞ポイントは関越道に点在していましたが、その部分のみ車線を増設し、交通容量を増大することで渋滞しにくくする付加車線の設置をNEXCO東日本は順次進めてきました。これまで8か所で計13.4kmが開通し、渋滞はだいぶ解消されてきています。
高坂SA付近は現状、上下線とも最大のボトルネックになっており、多客期には、何十キロにもわたって伸びる渋滞の先頭になることもあります。付加車線の設置で渋滞の緩和が期待できるということです。
とはいえ、今後も付加車線工事は続きます。高坂SA付近はさらに、下り線0.8km、上り線1.2kmで工事中。他に鶴ヶ島IC付近の上り線2.2kmでも進められています。
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