ロシア軍が誇る「最新鋭の自走砲」を撃破か 森に姿を隠すも空から“丸見え” ウクライナが一部始終を公開
隠れていても上空からは丸見えだった模様。
最新鋭の152mm「マルバ」自走砲が撃破される映像が公開
ウクライナ特殊作戦軍は2025年3月3日、ロシア軍の最新鋭の152mm「マルバ」装輪自走りゅう弾砲を撃破したと発表。その際の映像も公開しました。

今回ウクライナ軍の標的となった「マルバ」は、フランスの「カエサル」、ドイツのRCH155、スウェーデンの「アーチャー」、陸上自衛隊の19式装輪自走155mmりゅう弾砲といった、西側陣営の155mm装輪自走りゅう弾砲と同様の任務を行うためにロシアが開発した車両です。2023年から配備が進んでおり、発射速度は毎分7発以上、装弾数は最大30発とされています。
公開された映像は、ウクライナ軍が前線近くの森に隠れていた「マルバ」を上空からドローンで発見し、破壊する一部始終を捉えています。ウクライナ特殊作戦軍は、ドローンの操縦士が即座に味方の砲兵部隊に座標を伝えて「マルバ」を破壊したほか、同車両の乗組員が使用していた四輪バイクにも損傷を与えたと報告しています。
ドローンを戦場の「眼」として活用し、砲兵と連携させる形で運用すれば、ドローン単体で攻撃するよりもはるかに強力な威力を発揮することが可能です。装輪式車両である「マルバ」は迅速な行動が可能ですが、今回は逃げる余裕もなく撃破されてしまったようです。
コメント