【空から撮った鉄道】なぜ線路の“真上”に高架橋? 京王線を覆う「門」が続々出現 大規模プロジェクトで採用のレア工法
京王電鉄は2013年から、笹塚~仙川間約7.2kmの連続立体交差事業に着手しています。2026年1月の模様を空撮しました。後編は桜上水駅から仙川駅間です。
この記事の目次
・高架ホームの一部が姿を現した桜上水駅
・上北沢~八幡山間はこれから本格化
・千歳烏山~仙川間では「線路の上に線路」
【画像枚数】全17点
高架ホームの一部が姿を現した桜上水駅
京王電鉄は現在、連続立体交差事業工事の真っ最中です。笹塚~仙川間約7.2kmを8工区に分けて実施しており、その模様を2026年1月に空撮しました。曇天日に設定して空撮することで影の部分が見え、より詳細が分かりやすくなります。
なお、空撮後の4月、新たに仙川駅~国領駅の地下区間付近までの約2.1kmが、連続立体交差事業の推進が調布市などから発表されました。つつじヶ丘駅と柴崎駅、5箇所の踏切を連続立体交差することで、慢性的な渋滞を解消します。
前編に続く今回の後編は、第4工区からスタートします。第4工区は2面4線構造の桜上水駅周辺です。桜上水駅は京王電鉄のルーツ、京王電気軌道が1926(大正15)年に北沢車庫前駅として開業し、工場と検車区が設けられました。工場と検車区設備は若葉台工場と検車区が開所した際に統合され、一部敷地は車庫線として残存しています。高架化は車庫線も含めて行われます。
桜上水駅は前編最後に紹介した下高井戸駅と同じく、すでに橋上駅舎となっています。この橋上駅舎を解体後に高架化されますが、2面4線構造は変わらず、さらに車庫線も追加されます。
まず、南側の橋上駅舎付帯施設の解体と隣接道路の移動が計画されています。次に下り待避ホーム高架橋を構築しますが、当初設定した仮南口位置では駅利用者の利便性が悪くなるため、既存の地下通路を活用して仮南口の位置を東側に変更しました。
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Writer: 吉永陽一(写真作家)
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会(JPS)正会員、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。




