世界最強の戦闘機「F-22」ステルス性なくなったら弱いんでしょ?「←メチャ強いです」 断言できる理由とは

アメリカ空軍に200機弱しかないF-22「ラプター」は、世界屈指の高性能戦闘機といわれています。ただ、その高性能はなにもステルス性に支えられているわけではないとか。じつはステルス性がなくても「最強説」は揺るがないようです。

スーパークルーズ能力の有無がミサイルにも影響

 アメリカ空軍のF-22「ラプター」は、世界屈指の高性能な戦闘機として知られています。主な特徴としては、極めて高いステルス性と機動性、そして21世紀に誕生した戦闘機ならではの高度なアビオニクス(航空機搭載電子機器)が挙げられます。ステルス性によって敵のレーダーに探知されにくく、先制攻撃の機会を増やすことができるため、これがF-22の最大の強みであると一般的に認識されています。

Large 20250317 01

拡大画像

アメリカ空軍のF-22「ラプター」戦闘機(画像:アメリカ空軍)。------------------------

 とはいえ、もし仮にF-22からステルス性を取り除いたとしても、この戦闘機は依然として極めて強力な存在であり続けるでしょう。なぜなら、F-22はその驚異的な機動性によって、ミサイル戦闘においても他の戦闘機を圧倒する優位性を持つからです。一般的に、機動性は格闘戦(ドッグファイト)でのみ有効と考えられていますが、実はミサイル戦においても決定的な影響を与える要素になりえるのです。

 F-22の主要装備である空対空ミサイルAIM-120「アムラーム」は、視程外からの攻撃も可能な長射程を誇ります。推進力には固体燃料ロケットを用いていますが、これは発射直後から数秒~10秒程度ロケットエンジンを噴射します。噴射が完了し最高速度に達した後は慣性飛行(滑空)に移行し、目標へ向かいます。つまり、ミサイルが飛行する距離や到達速度は、発射時の初速や高度によって大きく影響を受けるのです。

 ここでF-22の「スーパークルーズ」能力が極めて重要になってきます。スーパークルーズとは日本語に訳すと「超音速巡航」で、アフターバーナーを使用せずに超音速飛行を維持できる能力のことを指します。F-22はマッハ1.8程度でのスーパークルーズが可能で、これによりミサイル発射時の「初速」を大幅に向上させることができるのです。通常の戦闘機が亜音速(マッハ0.9以下)でミサイルを発射するのに対し、F-22はさらに高い速度域で発射できるため、ミサイルはより高い初速を得られ、結果的に滑空距離が大幅に伸びるというわけです。

【ウェポンベイOPEN!】滅多に見られないミサイル収納庫の内部とは?(画像)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  2. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  3. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  4. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  5. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開