ジオン軍×トヨタだと!? “有名キャラとコラボで大成功?”なクルマ達 もはや「版元公認の痛車」か
アニメやマンガ、ゲームは日本が世界に誇るポップカルチャーです。そのように考えると、作品に登場するキャラと自動車メーカーがタッグを組んだコラボカーを販売するのは、日本ではごくごく自然なことかもしれません。
自動車メーカーがコラボカーを作る目的とは
外国車でも日本アニメとコラボした特別使用車は存在します。
フィアット×ルパン三世(ルパン三世)
2008年のデビュー以来、3代目フィアット「500」は16年間にわたって約13万台が国内販売され、イタリア車としては空前のヒットモデルとなりました。「500」シリーズは2024年5月をもって生産を終了しましたが、その有終の美を飾るべく、2024年9月から限定販売されたのが、『ルパン三世』とのコラボによる「500/500Cスペシャルエディション」です。

このクルマにはフロントフェンダーに専用のバッジが備わるほか、リアガラスにはキャラクターのシルエットデカールが貼られ、専用のドリンクホルダープレートやシートサイドオーナメント、フロアマット、ミニカーなどの特典が付属します。
『ルパン三世』と言えば、劇中では2代目「ヌォーバ・チンクェチェント」を愛車としていることで知られています。2代目をモチーフにデザインされた3代目「500」の『ルパン三世』とのコラボによる限定車は、ファン垂涎の1台となったことでしょう。
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自動車メーカーにとって、こうした有名作品とのコラボカーはファンの購買意欲をそそる目的以外に、これまで自動車に興味がなかった人たちに対して自社製品をアピールしたり、ブランドイメージを向上させたりする目的があるようです。
果たせるかな、今回紹介したコラボカーは、どれも好評をもって迎えられました。今後どのようなキャラクターのコラボカーが誕生するのか注目したいところです。
Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)
「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に
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