「軽い! 細い!」だけじゃない 新型白バイ「NT1100P」詳細が判明 “より使いやすく”を追及

2025年3月末に開催された「第52回東京モーターサイクルショー」には、ライダーへの啓蒙活動の一環として警視庁が全面協力。ステージイベントのほか、白バイの展示も行われていました。その中には注目の新型白バイの姿もありました。

大排気量2気筒エンジンを搭載した初の交通取締用白バイに注目!

 NT1100Pは、ベース車が大型のフェアリングを備えたスポーツツアラーということで、優れた高速安定性、高い運動性、良好な積載性を兼ね備えています。加えて、CB1300Pと比べ軽量化と高効率エンジンの搭載により燃費が向上しており、航続距離は約50km伸びて400kmになるなど、白バイに求められる要件を高い次元でクリアしています。

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「NT1100P」警視庁仕様のリアビュー。ベースとなった「NT1100」は「CRF1100Lアフリカ・ツイン」を元にしたスポーツツアラーだ(山崎 龍撮影)。

 なお、ホンダはベースとなったNT1100の開発時に、白バイへの発展性を顧慮し、それに必要な性能を盛り込んで設計したというハナシが以前ありましたが、それはどうやら事実だったようです。

 これまで、交通取締用の白バイには長らく4気筒エンジン車がメインで用いられてきましたが、従来モデルのCB1300PやFJR1300Pは、年々厳しくなる排ガス規制をクリアできずに次々と生産終了が発表されています。新たに登場したNT1100Pは、1000cc以上の大排気量2気筒エンジンを積む初の白バイということで、長く続く交通機動隊の歴史の中でもエポックメイキングな存在となるはずです。

 ブースにいた警視庁の担当者によると、展示車のNT1100Pは2025年3月に先行配備されたうちの1台で、まだまだ保有数は少ないとのこと。しかし、今後は老朽化した車両と置き換えられて徐々に配備が進むことになると話していました。いずれは都内の街角でNT1100Pを見かける機会が増えることになると思います。

 また、警視庁だけでなく全国の警察で順次運用が始まっていることから、近い将来CB1300PやFJR1300Pに代わって、各種イベントやマラソン大会、駅伝大会などで頻繁に見かけるようになるでしょう。

【コイツ動くぞ…】NT1100Pの特徴 これが可動式スクリーンです(写真)

Writer:

「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に

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