「面舵いっぱーい」の「おもかじ」って? じつは身近な動物たちが関係している!? では「ヨーソロー」は?

船は右に舵を切ると「面舵」、左に舵を切ると「取舵」と言いますが、そもそもこの「おも」や「とり」はどこからきた言葉なのでしょうか。

「おも」と「とり」の意味とは?

 創作物などでもよく聞きますが、日本では船を進行方向から右に舵を取ることを「面舵(おもかじ)」、逆に左方向に取ることを「取舵(とりかじ)」と言います。そもそもこの方向を示す「面(おも)」「取(とり)」にはどのような意味があるのでしょうか。

Large 20250420 01

拡大画像

流氷観測を行う巡視船「そうや」(画像:海上保安庁)

 海上保安庁や海上自衛隊がSNSで発信している情報によると、この語源は十二支からきているそうです。

「面舵」の語源は十二支の「卯」つまりウサギ、「取舵」は「酉」とそのままトリからきています。なぜ十二支が語源になったかというと、昔の日本や中国などでは十二時辰という十二支を使った時間の分け方が使われていたのが関係しています。

 船の進行方向を時計の針に見立て、正午の12時とすると十二時辰ではネズミの「子」になります。そこから時計の様に十二支を並べていくと、右である3時方向は「卯」、左である9時方向が「酉」になります。

 そのため、昔は卯の方向に舵を切る「卯面舵(うむかじ)」、酉の方向に舵を切ることを「酉舵(とりかじ)」と呼んでいましたが、「うむかじ」はだんだん「おもかじ」となまっていき、やがて十二支ではなく「取」と「面」で当てるようになったようです。

 ちなみに「一杯」は、舵を目一杯に取るころを意味します、「面舵一杯」 は右に目一杯舵を取ることなりますが、「面舵いっぱーい」といった形で、船長や艦長、艇長が操舵号令を発して方向転換する艦船は、2024年現在だと殆ど無く、海上保安庁の巡視船や海上自衛隊の護衛艦などに残っている程度のようです。

【あ、わかりやすい!】これが、面舵・取舵の語源です(画像)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. おも~か~

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス