ANA「レアな特別機で行く普段は乗れない珍路線」なぜ運航? 乗ってみたら「通常便といろいろ違う」…でも濃かった!
ANAが普段定期便のない「関西~能登線」を大阪・関西万博の開催を記念した特別デザイン機「EXPO2025 ANA JET」でフライトする特別チャーター便を運航しました。今回、その便に乗ってみました。
路線も機体もレア!
ANA(全日空)が2025年4月19日、20日にかけ、普段定期便のない路線を特別塗装機でフライトする特別チャーター便を運航しています。今回、その便に乗ってみました。

今回チャーター便として設定されたのは、普段は羽田との定期便しかない能登空港と、関西空港を結ぶ路線です。これはANAグループが連携し実現した能登復興支援ボランティアと観光ツアーを組み合わせたツアーの一環で運航されました。なおANAグループによると、災害ボランティアツアーの実施はANAとして初の取り組みとのことです。
そして、この特別チャーター便にあてがわれた機体も特別仕様です。この便を担当したのはボーイング737-800国内線仕様機「JA58AN」。2024年12月より、大阪・関西万博の開催を記念した特別デザイン機「EXPO2025 ANA JET」として運航されています。
ちなみに、この機の機体デザインの発表があった際、そのルックスが歯磨き粉の「アクアフレッシュ」に似ているといわれ、初便運航の際には、同商品の製造メーカーであるヘイリオン社がANAへサンプル提供を行い、「アクアフレッシュ」を搭乗者に配布するという珍事も発生しています。
737-800国内線仕様機は機数が多いことなどから、この「EXPO2025 ANA JET」に狙って乗ることは困難です。そういった意味では、今回の災害ボランティアツアーでは、「”神出鬼没”の特別デザイン機で普段設定されていない関空~能登線を飛ぶことができる」というユニークなポイントも存在します。
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