新幹線を「2席取り」してペットを乗せるのは“ルール違反”と言われました 何が悪いんですか?

連休や長期休みの際、ペットと一緒に旅行したいと考えたりするでしょう。その際、鉄道などの公共交通機関にそのまま載せても大丈夫なのでしょうか。じつは規則で禁止されている場合があります。

キャリーケースの注意点

 では、電車に乗せるキャリーケースはどんなタイプが良いでしょうか。

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犬の駅長さん(画像:写真AC)。

 筆者(深川にゃんみつ:猫の魅力発信者)はプラスチック製のハードタイプが良いと考えます。しっかりしていて自立しますし、万が一粗相をしても拭き取りやすく、においが残りにくいのもメリットです。

 布製のキャリーバッグの場合、排泄物が染み込みやすいので、対策したうえで使用すると良いでしょう。

 リュックタイプは柔らかい素材でできていることが多く、背負うと底面が斜めになりがちなのと、人間の歩く動きで揺さぶられ、場合によっては体調を崩すペットが出るほどです。同様にカートタイプも斜めになりがちで、やはり地面の振動を受けやすいです。

 以前、実際に見かけたケースでは、ある女性が小走りで猫が入ったカートを引いていたところ、カートが石にぶつかり猫が入っている部分が斜めに傾き半回転していました。加えてガタガタの地面の振動を受けているにもかかわらず猫の様子を気にかけることもなく、まるで「荷物」のように扱っていて、見ているコチラが悲しくなったほどでした。

 旅行で外に連れ出す際の注意点を記してきましたが、個人的には猫については季節を問わず旅行で連れ出すことは控えてほしいと考えています。なぜなら、家の中をテリトリーとして慣れてしまった飼い猫はあまり外に出たいと思っていないからです。むしろ外が怖いと思っている場合もあるでしょう。

 猫はちょっとしたきっかけでパニック状態になります。その際、一瞬の隙を突いて外に飛び出す可能性もあり得るので、飼い主ならそのことをリスク対策として覚えておいて下さい。

 長期で旅行する場合は、ペットホテルやペットシッターを利用した方が、むしろ安心して留守番をさせることも可能です。飼い主としても、その方があれこれペットのことを思いやることなく旅行を満喫できるはずです。

 それでも、もしペットとともに旅行するのであれば、考えられるリスク対策を確認し実践してください。ネガティブ要素を極力なくせば、安全で楽しい旅行になるでしょう。

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Writer:

猫の魅力や個性を大切にし、猫との日々から見える豊かな世界を伝える。すべての猫が幸せに生きられる未来を願い、その思いを形にして発信します。

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