磐越道・新津ICで「一度降りて給油」OKに ETC車限定で社会実験

高速道路を一度降りて給油し、また高速道路に戻っても、本来目的としたICまで走行した場合と同じ料金に調整される社会実験が、磐越道の新津ICで2016年7月16日から始まります。

社会実験の期間は7月16日から1年間

 NEXCO東日本は2016年7月1日(金)、高速道路上での燃料切れ防止を目的として、7月16日(土)から1年間、磐越道の新津IC(新潟市)で、ETC車を対象とした「路外給油サービス」の社会実験を行うと発表しました。

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磐越道・磐梯山SAと日本海東北道・荒川胎内ICおよび北陸道・黒埼PAのあいだにはガソリンスタンドがない(画像出典:NEXCO東日本)。

「路外給油サービス」とは、指定のICから一時流出し、ICの近くにある高速道路外の指定ガソリンスタンドで給油し再び高速道路に戻っても、通行料金を目的地まで連続して走った場合と同額に調整するというものです。

 今回の社会実験では、新津ICの近くにある「ゼネラルエナジー新津インターSS」(年中無休、24時間営業)で給油し、1時間以内に新津ICから磐越道に戻ることが条件です。

 給油時は、ガソリンスタンドの事務室内に設置された専用インターホンで料金所係員に連絡し、ETCカードの確認手続きをします。新津ICでは最初の進行方向と同じ方向に進入する必要があります。

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ガソリンスタンドの事務室内に設置されている専用インターホン(画像出典:NEXCO東日本)。

 磐越道・磐梯山SA(福島県磐梯町)~日本海東北道・荒川胎内IC(新潟県村上市)間約150kmや、磐梯山SA~北陸道・黒埼PA(新潟市)間約120kmには、ガソリンスタンドがありません。NEXCO東日本では燃料切れ対策として、磐越道・阿賀野川SA(新潟県阿賀町)でガソリン缶の販売を行っていますが、さらなるサービスの向上として「路外給油サービス」の社会実験を期間限定で実施するとしています。

【了】

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3件のコメント

  1. 道路作るんなら、運転手やガソリン屋の責任に任せるのではなく、ネクスコがSAに責任を持ってガソリンスタンド作れよ。

  2. 地下鉄の磁気切符でもできてること
    手続きは省略できそうなのに

  3. そんな事するのなら何故阿賀野川SAのGSを閉鎖したのか? 採算の事情もあるのだろうが理解できない。