東京23区最大級の「廃道」!? 地図から消された4車線道路 立体交差が“埋められていく” その後はどうなる?
羽田空港内の「環八通り」に新たな道路が接続します。この周辺では、道路の付け替えの過程で「使われなくなった」道路が、まもなく姿を消そうとしています。
羽田空港内の「巨大な廃道」まもなく消える?
羽田空港から東京23区西部を横断する「環八通り」に2025年5月31日、新たな道路が接続し、新しい十字路が完成します。この周辺では道路の付け替えの過程で「使われなくなった」道路が、まもなく姿を消そうとしています。

新たに完成する十字路は「穴守橋東」交差点です。大田区の穴守稲荷エリアから環八通りの穴守橋で海老取川をわたり、羽田空港エリアに入ってすぐの場所。現在は東京モノレール整備場駅方面からの道が環八通りにT字で接続していますが、そこを貫く南側の新たな接続道路ができるのです。
ただ、2025年5月現在、Google earthなどの航空写真を見ると、線形が大きく異なっています。
この付近では、新しく開通するはずの道路より西側、海老取川に沿って立派な4車線道路が南北に通っており、環八通りをくぐって立体交差しているのです。
しかし、実はこの道路は「廃道」です。地図からは消されています。実際に現地へ行ってみると、環八の立体交差の南側は、すでに埋められていました。
アンダーパスの北側を環八の歩道から覗くと、軽量盛土で塞がれており、その手前に土砂が積んでありました。こちらも早晩、埋められるのでしょう。
この近くにある京急・東京モノレールの「天空橋」駅前もちょっとヘンな光景が見られます。新しく開通する道路の横で、路面ペイントなども残った古い道路を横断する形で区切られた臨時歩道を使って、海老取川西側の地域から駅へアプローチする動線ができているのです。
このエリアから痕跡が消えつつある4車線道路は、一体何なのでしょうか
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