防衛省が初公開!「国産ステルス長射程ミサイル」の模擬弾 ランチャー射出時は違う形に
千葉県の幕張メッセで、2025年5月21日から23日にかけて開催された大規模な防衛・安全保障の展示会「DSEI Japan 2025」において、陸上自衛隊が導入予定のミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」の模型が展示されていました。
地上発射型の開発完了は2025年度の予定
千葉県の幕張メッセで、2025年5月21日から23日にかけて開催された大規模な防衛・安全保障の展示会「DSEI Japan 2025」において、陸上自衛隊が導入予定のミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」の模型が展示されていました。

12式地対艦誘導弾能力向上型は、敵の対空ミサイルなどの脅威圏の外から目標を攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」を強化するために調達・配備される新装備となります。
多様なプラットフォームから発射することを想定して開発が進められており、地上発射型(地発型)、艦艇発射型(艦発型)、航空機発射型(空発型)が調達・配備される予定。地発型に関しては2025度、艦発型は2026年度、空発型は2027年度に開発が完了する見込みです。
なお空発型は、強力な対艦攻撃力を持つF-2戦闘機が搭載します。防衛省は今年度予算に、F-2への搭載に向けた能力向上改修費として130億円(8機)を計上しています。公開されたイメージ映像では、このミサイルを搭載したF-2の攻撃により、敵艦艇が甚大な被害を受けています。
防衛省では、スタンド・オフ防衛能力の早期構築に向け、国産スタンド・オフ・ミサイルの早期取得に向けた取り組みを進める方針です。
今回、会場に展示されていたのは地発型ですが、近い将来、艦発型や空発型もお目見えするかもしれません。
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