試作の前フリ!?「新たな国産ジェット機」コンセプトをMHIが初公開 航空自衛隊向けか?

T-4練習機の後継選定も待ったなし。

詳細なスペックは?

 三菱重工(MHI)は、2025年5月21日から23日にかけて千葉県の幕張メッセで開催されている大規模な防衛・安全保障の展示会「DSEI Japan 2025」において、国産開発の次期練習機、いわゆるT-Xのコンセプトモデルを初披露しました。

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「DSEI Japan 2025」の三菱重工ブースに展示された次期練習機「T-X」のコンセプト模型(乗りものニュース編集部撮影)。

 同機はあくまでもイメージのため、サイズを含めた詳細なスペックは特に定まっていません。展示されていた模型についてもジェットエンジン2基搭載の縦列複座式というオーソドックスなものでした。

 なお、左主翼の付け根には銃口らしきものが確認できました。

 現在、航空自衛隊ではT-4練習機の後継機を選定するタイミングに差し掛かりつつあります。すでに、2024年10月4日には防衛装備庁がT-4練習機の後継機と地上教育器材の取得を検討するため、情報提供企業の募集を行っています。

 三菱重工のT-X模型の展示は、ひょっとしたらT-4練習機の後継機募集に呼応した流れのものなのかもしれません。

【練習機で武装積むの!?】これが「T-X」の銃口らしき穴です(写真)

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