「寝台バス」が寝台列車に“勝る”ポイントとは? 鉄道優勢かと思いきや“細かな面”でバス健闘
フルフラット座席「ソメイユプロフォン」を採用した夜行バスが注目を集めています。バスゆえの制約も感じられますが、同じ「宿泊する乗りもの」の寝台特急「サンライズ」と比較すると、様々な良さが見つけられました。
日本初、フルフラット座席の「寝台バス」が誕生
夜行バスで長年待ち望まれてきた「フルフラット」座席。それを初めて実現したのが、高知駅前観光の特殊座席「ソメイユプロフォン」です。前後の2座席が1ユニットになっており、座席の状態から上下2段の寝台へと変形します。

現在、東京~徳島・高知間で週1回モニター運行をしており、「秋頃からの本運行に向けて、改良を進めている」(高知駅前観光)段階です。
現時点では試作品ともいえる「ソメイユプロフォン」ですが、それでも非常に画期的な座席といえます。その特徴は、同じ「宿泊できる乗りもの」で、かつ27年間運行されているJR唯一の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」(285系電車)の座席と比較すると、より理解できました。
というわけで今回は、「唯一の寝台バス」と「唯一の寝台特急」を比べていきましょう。なお、この記事ではサンライズでも安価な座席「ノビノビ座席」や寝台「ソロ」を中心に比較していきます。
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