北関東と成田空港を「めちゃ近くする高速道路」いよいよ延伸モードへ!? 7月夜間通行止めで変貌! 東関東道「水戸線」
東関東道「水戸線」の鉾田IC-茨城空港北IC間にて7月に夜間通行止めが行われます。このなかで鉾田ICの「延伸に伴う工事」が実施されます。
東関東道「水戸線」延伸モードへ
NEXCO東日本水戸管理事務所、つくば工事事務所は2025年6月27日、東関東道「水戸線」の鉾田IC-茨城空港北IC間にて7月に夜間通行止めを行うと発表しました。点検や舗装工事のほか、「延伸に伴う工事」を実施します。

夜間通行止めは7月29日(火)夜20時から翌朝6時にかけて行われます。これに合わせ、現在終点となっている鉾田ICはランプの運用を変更。従来は対面通行(暫定2車線)となっている本線がそのまま料金所へ直結していますが、ランプを新たに供用して上下線を分離、本線の延伸部を既存区間につなげるスぺースを確保します。
東関東道「水戸線」は、東関東道の潮来IC(茨城県潮来市)から、水戸市近郊の北関東道(茨城町JCT)までの区間で、うち水戸側の茨城町JCT-鉾田IC間は開通済です。
2026年度の全線開通が予定されているほか、鉾田IC-北浦IC(仮称)の1区間7.9kmについては「2026年度半ば」に先行開通する見込みとなっています。
茨城町JCTからここまで開通すると、北浦ICにて茨城の東西幹線である国道354号に接続します。同国道は北浦を鹿行(ろっこう)大橋で、霞ケ浦を霞ケ浦大橋で渡っており、海沿いへのアクセス向上はもちろん、土浦市街などから水戸へ向かう裏ルート的な経路もできます。
この東関東道水戸線は、機能拡張が進められている成田空港と北関東・東北方面のアクセスを向上させます。千葉県は6月26日に発表した「成田空港「第2の開港」を起点とするアクションパッケージ」にて、改めて成田空港関連の事業としての水戸線の位置づけを明確化しています。
ちなみに水戸線が全線開通した場合、宇都宮から成田空港(大栄JCT)までの距離は、北関東道(宇都宮上三川IC)-東関東道ルートで約127km。東北道(鹿沼IC)-圏央道(大栄JCT)経由の既存ルートと比べ、おおよそ33kmほど短縮されます。
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