ここまで化けたか~「元ディーゼル特急の豪華列車」 全席グリーン車以上の席の意外すぎる勝負どころ 「当たり前の機能がない」が出発点

全席が「グリーン車以上」の豪華列車「はなあかり」を堪能。手の込んだ広くて快適な座席ですが、特急列車などでは当たり前の機能がないことに気づきました。デザイナーに理由を聞くと、“勝負どころ”が違うことが分かりました。

「日本一“お城に近い駅”」でプチツアー

 乗車した尾道発大阪行きの列車は、ほぼ満席で11時20分に出発。17分後に着いた福山(広島県福山市)の停車時間は40分あり、駅で待ち構えていた「福山城ボランティアガイド」のメンバーが希望者をガイドツアーへ誘ってくれました。同駅はプラットホームからでも見えるほど福山城の近くにあります。

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福山駅前にある福山城。右端の建物が復元された天守(大塚圭一郎撮影)

 ガイドは筆者らを福山駅北口に案内すると「福山城で一番面白いのは天守です」と話し、一段高い場所にそびえる天守を指さして「正面から見ると白くて美しいお城ですが…」と前置きしたうえで、写真を取り出すとこう説明しました。

「反対側に回るとこの通り、真っ黒です。日本でたった一つの鉄板張りの黒い天守なのです」。その理由は「かつて天守の北側には山がありましたが、そのせいで堀を造れなかった。よって北側から敵が攻めてきた場合の守りが弱くなるため、鉄板が張られたのだろうと言われています」と教えてくれました。

 天守は太平洋戦争中の1945年に空襲で焼失し、現在の建物は1966年に復元されました。ガイドは「面白いのはこの福山城、泊まることができます」と紹介し、「お2人様でたったの132万円!」と紹介すると、参加者からため息が出ました。

 さらに「実はただで泊まる方法があるのです。ふるさと納税をすれば」と耳打ちし、「寄付額はたったの528万円!」と声を張り上げると、参加者が苦笑いしました。見事なオチで締めくくると、参加者からは大きな拍手がわきました。

 福山を発ち、13時15分に岡山へ到着。この駅でも停車時間が16分あります。隣の線路には、それまで写真でしか見たことがなかった青と黄色の外観の車両が止まっていました。

 JR西日本の検測車DEC741で、屋根に50台ものカメラを載せた無骨なデザインが特徴的です。停車時間を利用して岡山駅の売店で2000円以上を購入すれば10%引きになる割引券が車内で配られましたが、筆者にとってはDEC741の撮影時間と化しました。

【鉄道車両かコレ!?】元はまかぜ「はなあかり」の豪華車内(写真で見る)

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