最初に垂直着陸を成功させたF-35B 任務を終え静態機体に…展示場所まで運ぶ方法がド派手過ぎた!
アメリカ海兵隊は2024年8月30日、F-35B戦闘機で初めて垂直着陸を成功させた機体を、静態展示のため大型ヘリコプターで輸送したと発表しました。
F-47に搭載される可能性のあるエンジン
アメリカ海兵隊は2024年8月30日、F-35B戦闘機で初めて垂直着陸を成功させた機体を、静態展示のため大型ヘリコプターで輸送したと発表しました。

このF-35Bは「BF-1」とも呼ばれ、後に生産される同型機のための貴重なデータ収集に使用されました。すでに運用を終了しており、今回、静態保存のためにメリーランド州パタクセント・リバー海軍航空基地からサウスカロライナ州ビューフォート海兵隊航空基地へ輸送されました。
輸送を担当したのは、CH-53K「キング・スタリオン」です。この機体は、最大約11トンの重量物を吊り下げ可能な大型ヘリコプターで、展示に不要な部品を取り外した結果、約10トンとなったF-35Bを吊り下げ輸送することが可能となりました。
実はF-35の吊り下げ輸送は今回が初めてではなく、2回目となります。CH-53Kプログラムの責任者であるケイト・フリーガー大佐は、「F-35Bを十分なパワーマージンと航続距離をもって吊り上げることができ、このプラットフォームが統合作戦において比類なき支援能力を持っていることを裏付けました」とコメントしています。
CH-53KによるF-35Bの輸送は今回限りの特例ではありません。同機は、もともと航空機本体や部品、装備、支援機材などの戦術的・緊急輸送を想定して設計されており、今後も同様の任務に用いられる可能性があります。
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