ちょっとの区間が何十年も開通しない!なぜ? 東京「開かずの道路」の深刻な事情 しびれを切らした地域も
東京23区内には、立ち退き交渉の難航などで長らく未開通のままの道路が複数存在します。事業化から約40年が経過してもなお完成の見通しが立たない道路も。事態が動いた場所もあれば、住民がしびれを切らした場所もあります。
しびれを切らした地域住民がとった手段
主要生活道路106号線のこうした状況から、一部住民から世田谷区に「住宅の引き渡しの代執行を怠っている」として「職員措置請求」も行われました。
これに対し世田谷区は「監査対象事項が財務会計上の行為に該当するか否か」については該当すると認めたものの、「監査対象事項である財務会計上の行為の違法性・不当性」については認められないとし、「本件請求については、理由がないと認める」と判断しています。
そのため世田谷区が行政代執行に取りかかる可能性はきわめて低く、この区間の開通には、まだまだ時間がかかりそうです。
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道路の整備によりもたらされる「公共の利益」と、その整備にともない移転を余儀なくされる「住民の”痛み”」をどう両立させるかは、単に「法律で決まっているから」という杓子定規では解決できない、政治的な判断が求められる問題でもあります。
「その道路が必要なのかどうか」「”痛み”を感じる住民への補償は、行政の示す内容で十分なのか」といった問題については、行政のみに任せるのではなく、私たちが”自分ごと”として考える必要があるのではないでしょうか。
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。
関越道外環道大泉を出て西へ、北園交差点。
そのとおり、歴史的名所ですわ。
あの住宅密集地に地上道路通す計画があったのか!
東名接続の南行地下道も難航してますけど。
ナンチャッテw
練馬の大泉ICを通る放射七号、目白通りの先も寺が邪魔して辺りは夕方は大渋滞、迷惑極まりない奥に開通した道路沿いのお寺さんはかなり早くに、お墓の移転を済ませて綺麗な道が出来たのに困ったもんだね