空自次期戦闘機「純国産」のゆくえは? ロッキード・マーティンほか参加意思表明

「国産戦闘機」実現の可能性は? ボーイング、サーブも名乗り

 ジョーンズ社長はこれまでの日本における実績を強調するとともに、F-22やF-35といった最新の「第五世代戦闘機」を独占している事実から、「F-3」への参画においても主要な立場を担えるであろうという強い自信を見せています。

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アメリカ空軍T-33「シューティングスター」。日本の川崎航空機でライセンス生産されたT-33「若鷹」の原型機(写真出典:アメリカ空軍)。

 ロッキード・マーティン社のほかにも、ボーイング社やサーブ社といった海外企業が次期主力戦闘機の選定にともなう防衛省のRFIに回答しています。「F-3」の開発計画がどのようなかたちで行われるにしても、現代の戦闘機開発は国内でまかなえる規模ではなくなっているため、こうした海外企業が参画したうえでの国際共同開発となることはほぼ間違いないでしょう。

 そうしたなか行われた、ロッキード・マーティン社による今回の意思表明。飛びぬけた実績を持っている同社は、日本の次世代戦闘機開発で最も有力なパートナーとなり得るかもしれません。

【了】

テーマ特集「【ミリタリー】国産戦闘機F-2、いま直面する後継機問題」へ

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コメント

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2件のコメント

  1. 「日本政府・防衛省は次期主力戦闘機配備に向け、X-2(心神)の100%独自開発を決定した」と発表してしまえばいいことだよ。

  2. そもそも日本と本気で戦闘機を共同開発したい国があるとは思えない。開発費も高いし整備にも手がかかるし他の友好国との相互互換性なんてないし、おまけに実戦では通用しないし。