三陸鉄道で運転体験を 「鉄道の楽しさ」で被災地支援 東京メトロ 記者も運転体験した結果…

東京メトロが、東日本大震災の被災地支援の一環として三陸鉄道とコラボレーション。スタンプラリーの当選者に、三陸鉄道での運転体験などをプレゼントしました。鉄道車両の運転とは、具体的にどんなものなのでしょうか。当選者とともに、岩手県で「かぶりつき」とは似て非なる体験してきました。

アラビア語が書かれた車両で 実は高速走行にも対応できる?

 今回の運転体験で使用された車両は、2014年に登場したレトロ調の36-R形(36-R3)というディーゼルカーです。

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盛~釜石間の三陸鉄道南リアス線で運用されているレトロ調のディーゼルカー36-R3(2016年10月、恵 知仁撮影)。

 この36-R3は、車体側面にアラビア語が書かれています。

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36-R3の側面に書かれているアラビア語(2016年10月、恵 知仁撮影)。

 東日本大震災に対するクウェートからの支援により、導入された車両だからです。

 ただ、しばしば誤解もあるそうですが、クウェートから直接的に三陸鉄道が支援されたわけではなく、同国が日本に無償支援した500万バレルの原油、その売却代金を使って、日本国内で被災各所へ行われた支援のひとつとして、この車両があるとのこと。このとき三陸鉄道は1.5億円のディーゼルカーを8両、導入することができました。

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レトロな雰囲気の36-R3車内。各ボックスには大きなテーブルも備えられている(2016年10月、恵 知仁撮影)。

 さて、この36-R3を使った運転体験ですが、もちろん、いきなり運転席へ座れるわけではありません。まず「講習」です。

 とはいえ、運転するのは車両基地の内部、かんたんにいえば、自動車教習所のなかで教官と一緒にクルマを運転するようなものであるため、講習の内容は難しいものではありません。

 講習では運転操作のほか、三陸鉄道についても教わることができました。宮古~久慈間71.0kmの北リアス線と、盛~釜石間36.6kmの南リアス線で構成される三陸鉄道。その元には宮城、岩手、青森県の太平洋側を連絡する「三陸縦貫鉄道構想」があり、開業が新しい区間は120km/h程度の高速走行もできるほど、在来線としては高い規格で線路が造られているそうです。トンネルも大きく、列車へ電気を供給する架線を設置する余裕があるとのこと(交流電化)。現在、三陸鉄道は全線が非電化で、ディーゼルカーによる運行です。

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