三陸鉄道で運転体験を 「鉄道の楽しさ」で被災地支援 東京メトロ 記者も運転体験した結果…

『電車でGO!』なら減点10秒 鉄道車両の運転、難しいのは…

 鉄道車両の運転は、「ブレーキが難しい」とよくいわれます。特にこの運転体験のように低速から停車するときは、ガックンと前へつんのめるようになりやすいそうです。

 運転席からの眺めに、白い旗を持った係員の姿が大きくなってきました。そこが停止位置です。難しいと聞いていたブレーキ、その瞬間が近づいてきました。

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白い旗を持った係員の場所が停止位置(2016年10月、恵 知仁撮影)。

 このとき私が特に意識したのは、「いかにブレーキを緩めるか」。鉄道車両では停車時、かけたブレーキを段階的に緩めていくのが基本です。そうすることで、停車時の衝撃を抑えることができます。

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運転体験中、車両後部側の運転席ではいつでも緊急停止できるよう、車掌がスイッチに手をかけ、備えている(2016年10月、恵 知仁撮影)。

 私はこのときが初の鉄道車両運転で、そのブレーキも初。シミュレーターやゲームでつちかった経験が多少はあったためか、同乗者から「ショックが少なかった」と言ってもらうことができました。が、2回行った停車のうち1回は、ゲーム『電車でGO!』なら「減点10秒」のペナルティーを受けねばなりません。ブレーキを緩めるタイミングが遅れ、停止位置の手前で止まりそうになり、再加速してしまいました……。

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