小田急の「現役ロマンスカー」がイマイチ不人気なワケとは? 「カッコいい」「座席がいい」でも“先輩”が偉大すぎる!?
乗りものニュースでは読者アンケートを実施。人気投票では現役のロマンスカーの苦戦が目立ちましたが、利用者の声からその理由が浮かび上がってきました。
“らしさ”に欠ける?
現行ロマンスカーの中で最も歴史の長い30000形「EXE」「EXEα」は、アンケートでは苦戦し、歴代車両の中で最下位(10票・3.5%)という結果となりましたが、評価ポイントはどこにあるのでしょうか。

「乗りごごちが他に比べて段違いに良いから」(40代・男性・首都圏在住)
「シートがフカフカしている。リニューアルしてタバコ臭いのが無くなった。電車の建付けも良くて一番快適」(50代・男性・首都圏在住)
「ホームウェイ、モーニングウェイにおけるシートのゆったり感や静粛性などから生まれる快適性や側面窓の大きさによる展望」(20代・男性・首都圏在住)
「他の特急でも味わえないぐらいの肉厚な座席」(10代・男性・首都圏在住)
特に座席の快適性を評価する声が多く、「歴代で最も座り心地が良い」とする意見もありました。「EXEα」では、床下機器や外装・内装のリニューアルにより快適性が向上しています。
一方で、デザインや構造に関しては次のような意見も寄せられました。
「形が他のロマンスカーと比較してシュッ!としていない!」(10代・男性・首都圏在住)
「連接構造も展望席もない」(40代・男性・首都圏在住)
従来のロマンスカーとは異なる車体デザインについて、「外部デザイナーを入れるきっかけ(ではないか)」(50代・男性・首都圏在住)とする声も挙がりました。しかし、ロマンスカーの中で唯一ブルーリボン賞を受賞していないことや、展望席の廃止などから「観光特急らしさに欠ける」との指摘も少なくありません。
実際に通勤需要などの実用性が重視され「通勤から分割運用と幅広く活躍出来る」(10代・男性・首都圏在住)との評価される一方で、「ワクワク感に欠ける」(10代・男性・首都圏在住)と非日常感の不足を残念に思う声もありました。
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