バイパスからの“車線減少”で渋滞、解消まであと少し!? 碓氷峠のお膝元の「国道拡幅」あと600mの高い壁

国土交通省 関東地方整備局は2025年9月、本年度2回目の事業評価監視委員会を開催し、群馬県安中市で進められている国道18号「高崎安中拡幅」事業の進捗状況について審議しました。

バイパス整備と包括的に進む「高崎安中拡幅」

 国土交通省 関東地方整備局は2025年9月、本年度2回目の事業評価監視委員会を開催し、群馬県安中市で進められている国道18号「高崎安中拡幅」事業について審議しました。委員会では用地取得などの進捗状況や事業費の増額見込みなど最新の状況が共有され、継続が承認されました。

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国道18号「高崎安中拡幅」事業が進行中の城下交差点付近での渋滞(画像:関東地方整備局)

 高崎安中拡幅は、碓氷川やJR信越本線に沿って走る国道18号の群馬県内の区間のうち、高崎市上豊岡町から安中市安中四丁目までの延長6kmを拡幅する事業です。この事業では片側1車線の現道を、拡幅やバイパス部の整備によって、片側2車線の計4車線へと改修します。

 事業では、現道を拡幅した上豊岡町交差点~板鼻下町交差点までの2.2kmと、バイパス区間(安中バイパス)として整備した同交差点~下野尻交差点までの3.2km、計5.4kmがこれまでに開通済みとなっています。残る区間は事業対象の最西端に当たる、下野尻交差点~城下交差点の600mです。

 この残り600mの区間は、バイパス整備ではなく現道の拡幅によって4車線化を実現する計画です。用地取得率は委員会の開催時点で99%となっており、本年度は調査設計や改良工事が進められています。反面、材料単価や労務費の上昇に伴い、全体事業費は約5億円増の427億円となる見通しです。

 関東地方整備局によると、事業区間の東側周辺には高崎市役所や高崎総合医療センターが位置するほか、南側では横野平工業団地の拡張とともに、化学製品製造工場の増設が進んでいるとのこと。また、事業によって拡幅済みの現道部では交通量がおよそ5割増加するとともに、混雑時の旅行速度も約2.2倍に向上しています。

 一方で、現在整備中の区間では混雑時の旅行速度が低下しており、特に4車線化済み区間と2車線の現道区間との境界部である下野尻交差点では、追突事故を中心に死傷事故率の高い状態が続いています。関東地方整備局は、今後も地元や関係機関と調整しつつ、早期開通を目指していくとしています。

【完了まであと600m!】これが「高崎安中拡幅」の進行状況です(地図・写真で見る)

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