巨大ショッピングモールの脇で「鉄道廃線」ついに復活! めっちゃ映える!? 生まれ変わった鉄橋の“粋な演出”とは?

東京の晴海運河に架かる旧晴海鉄道橋が、「春海橋公園遊歩道」として復活しました。歩いて渡れるようになったことで、鉄道橋時代には見られなかったアングルや新たな発見があるほか、鉄道を意識した演出も。そして夜景も必見です。

予想外だった「鉄分濃いめ」の案内板

 ウッドデッキ仕様となった歩道部分は、線路との段差もなく安心して歩けます。こちらもアナウンスされていた通り、一部がガラス床に。

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豊洲側のバルコニー部。足元はガラス床(和田 稔撮影)

 晴海側は、ガラスの下に枕木やバラスト(砕石)が見えます。アーチ部分にもガラス床の場所があり、トラスの梁や枕木が見えます。こうした構造は普段なかなか見る機会がなく、新鮮です。歩きやすい遊歩道ですが、鉄道らしい視覚的な情報が入ってくると「線路の上を歩いている」という気持ちが一層強くなります。

 予想外だったのは、豊洲側・晴海側の両側ともに設置された案内板。旧晴海鉄道橋を走った車両たちが描かれたそれは、機関車の形式も解説されており、随分凝っているなぁという印象です。

 そしてふと裏面を見てみると……そこには機関車に取り付けられていたナンバープレートや東京都の紋章のレプリカが。車両愛好家にとっても嬉しい仕掛け、見つけた人は興味津々にスマートフォンのカメラを向けていました。

 ちなみに豊洲側はD25-3、晴海側はD60-4のレプリカが設置されています。

 さて、今回の供用開始により24時間通行が可能となった春海橋公園遊歩道。もう一つ気になっていたポイントが、夜間のライトアップでした。暗くなってから訪れてみると、アーチ部を筆頭にPC桁橋まできれいに照らされた姿が。これは新たな「映えスポット」になりそうです。仕事を終えた人や犬の散歩をする人など、穏やかな時間が流れていたのが印象的でした。

 ちなみに、春海橋公園遊歩道からは東京タワー、レインボーブリッジ、東京スカイツリーが見えます。東京の有名どころをまとめて眺められるとは、なかなかおもしろいスポットですね。大型ショッピングモール「アーバンドック ららぽーと豊洲」からも歩けるので買い物ついでで来る人も少なくなさそうです。

 長らく錆びたまま佇んでいた旧晴海橋梁は、遊歩道として見事に生まれ変わりました。ここにかつて鉄道があったことを示す生き証人、その新たな人生が幕を開けたのです。

【映え!】銘板も夜景も楽しめる「元鉄道橋」を見る(写真)

Writer:

幼少期、祖父に連れられJR越後線を眺める日々を過ごし鉄道好きに。会社員を経て、現在はフリーの鉄道ライターとして活動中。 鉄道誌『J train』(イカロス出版)などに寄稿、機関車・貨物列車を主軸としつつ、信号設備や配線、運行形態などの意味合いも探究する。多数の本とNゲージで部屋が埋め尽くされている。

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