「新型ロマンスカー」期待高まりまくり!? 通勤&観光の二刀流特急に「これは必須でしょ!」の要素とは?

乗りものニュースでは読者アンケートを実施。2028年度から運行開始予定の新型ロマンスカーに関して、利用者からはなにが期待されているのでしょうか。

“観光に特化”実用性との区別化なるか

「サルーンなど個室の復活」(20代・男性・首都圏在住)

「広い窓とゆったり感のある座席」(40代・男性・首都圏在住)

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60000形「MSE」では「メトロあさぎり号」として1日限定であさぎり号が復活(画像:小田急)

 現行の車両には設けられていませんが、「VSE」には「サルーン席」と呼ばれる半個室がありました。その廃止を惜しむ声は多く、復活を望む意見が寄せられています。さらに、同じ特急列車である東武特急「スペーシアX」に個室や広々としたシートが用意されている点を引き合いに出す意見もありました。

 一方で、通勤など日常的な利用が増えている現状についても、さまざまな意見が寄せられました。

「高品位なサービス(観光向け)と通勤ライナー需要に応える2本立ての車種構成」(30代・男性・北海道在住)

「通勤用と観光用は分けて、観光用はもう少し豪華路線にしてほしい」(10代・男性・首都圏在住)

「通勤需要は考えない観光特急に特化してほしい」(50代・男性・首都圏在住)

 観光に重点を置くか、通勤需要との両立を図るかについては意見が分かれましたが、観光特急としての魅力を際立たせてほしいという声は共通しています。

 運行に関してもユニークな要望が挙がっています。

「往時の「あさぎり」みたく沼津まで延長運転してほしい」(50代・男性・中部在住)

「ノンストップのスーパーはこね運用」(50代・男性・首都圏在住)

「複々線を活用してスピードアップして欲しい」(40代・男性・首都圏在住)

「スピードへの挑戦」(50代・男性・首都圏在住)

「複々線を生かして新宿-小田原1時間運転」(60代・男性・首都圏在住)

 現在でも、新宿―小田原を最速60分、箱根湯本まで75分で結ぶ列車はあるものの、それは土休日の1本のみ。観光・通勤双方の需要に応えるためにも、さらなるスピードアップを期待する声が多く寄せられました。

 また、沼津までの延長を望む声も根強いです。現在の最長列車はJR東海に乗り入れ御殿場まで運行される「ふじさん」ですが、かつての「あさぎり」は沼津までの直通運転がありました。しかし、高速バスなど他路線との競合や需要の低下により廃止された経緯があります。

「VSEが登場した時のような断トツのイメージーリーダーたる存在感」(40代・男性・首都圏在住)を求める声もあり、新型ロマンスカーには観光特急として強いインパクトを放つことが期待されています。

【画像】これが新型ロマンスカーに期待するものです

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