「こ、この手で“列車”を運転している…」この高揚感! 日本一寒い町にある「日本最長の保存鉄道」を体験

北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の廃線跡を活用した「りくべつ鉄道」では、全国から運転体験を希望する人々が訪れ、リピーターも定着しています。

運転“者”が本物の気動車を運転

「赤枠ゼロで停車ぁ」

「赤枠ゼロで停車!」

Large 20251014 01

拡大画像

リピーターの運転体験者が指差呼称をして発車する。道路は近くにはなく、自然の中に線路があって心地良い(吉永陽一撮影)

 気動車の運転席で、指導する運転士が前方を注視しながら指示し、運転席から復唱する声が元気に響きます。この光景は運転士養成のシーンではありません。“廃止”となった鉄道路線で、趣味として利用料を支払った運転“者”が、本物の気動車を運転しているのです。

 場所は北海道陸別町。2006年に廃止となった北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(以下、銀河線)の廃線跡を活用し、実際に走っていた気動車の運転体験ができる保存鉄道「りくべつ鉄道」です。運転体験は定休日の毎週火曜水曜以外に実施されており、本物の気動車を運転できるとあって、日本全国から運転希望者が集まってきます。

 最大の魅力は運転体験の距離です。旧陸別駅構内を行ったり来たりするだけでなく、旧陸別駅から北へひと駅の旧分線駅までの約5.7kmが、廃止時の状態で線路が残され、牧場や森の中、利別川に沿う風光明媚な区間となっています。保存鉄道としては日本最長の長さを誇り、運転体験は駅構内からステップアップしていけば全線走破も可能です。

「長い距離を運転できるのが魅力で、何度も訪れて運転しています」

 はるばる佐賀県から訪れた男性は、運転体験を数日間みっちりと堪能していました。アクションカメラで運転模様を記録し、運転シーンをチェックして次回への研究をするそうです。開業以来リピーターは増加傾向にあり、通算100回以上も運転体験をする人も複数います。なかには現役の運転士も一般客として来訪し、地下鉄や都市部とは異なる風光明媚な環境で運転を堪能することもあるそうです。

【車窓に牛】5.7kmの体験運転を見る(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  4. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  5. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開