「その無人機“かなりイイね”!?」豪の最新“万能機”で自衛隊は何をしたい? 飛行試験に参加へ

航空自衛隊が、オーストラリアで2026年度に行われる無人機「MQ-28A」の飛行試験に参加します。同機は新戦闘機と連携する無人機となる見込みですが、もう2つ、この無人機で実現したい“任務”が透けて見えてきます。

でっかい無人機に可能性を託す「2つの任務」

 このMQ-28Aの飛行試験へ航空自衛隊が参加する背景には、オーストラリア空軍とともに自国へ導入するCCAとしての適合性を探る目的もありますが、筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は、さらに大きな二つの目的があるのではないかと思います。

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海上自衛隊のP-1哨戒機。スクランブルの発進回数が近年増加している(画像:海上自衛隊)

 2025年9月13日付の読売新聞は、防衛省が中国のUASに対する航空自衛隊の緊急発進にUASを活用することを検討しており、2026年度予算の概算要求に関連経費として11億円を計上したと報じています。

 読売新聞は海上自衛隊が2027年度から導入を開始するUAS、MQ-9B「シーガーディアン」を使用して3年間試験を行うと報じており、おそらく航空自衛隊はその試験結果を基にUASを緊急発進に使用するか否かを判断するでしょう。

 MQ-9Bは優れた航続能力と情報収集能力を持つUASですが、プロペラ機のため巡航速度は200km/h台と低く、長時間の海洋監視などには適していますが、「緊急」発進には適しているとは言えません。

 航空自衛隊もその点は承知しているでしょうから、本格的にUASを緊急発進任務に使用するとすれば、速度性能の高いジェット機型のUASを導入すると考えられます。

 MQ-28Aは有人航空機との協働だけでなく、単独でも運用できます。航空自衛隊が緊急発進任務にUASを活用するのであれば、おそらくMQ-28Aは有力な候補になると考えられ、航空自衛隊の飛行試験への参加は、MQ-28Aがその用途に適しているのかを探る目的があると筆者は見ています。

【もはや全部できる…】これが「“無人”空中給油」の様子です(写真)

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