LUUP“超厳罰化”は本当か?「警察から違反情報提供」のウラ側 「実効性が課題」の従来と全然違う“やり方”

電動キックボードなどのシェアサービス「LUUP」で、悪質運転者への“厳罰”の実効性を高める仕組みが確立されました。全国の警察から交通違反の情報が、Luupへ送られるようになっています。

よく見ろ! LUUPの新しい「利用規約」

 Luupの変更された利用規約は、以下の通りです。

1.株式会社Luup(以下「当社」といいます。)は、登録ユーザーが本サービスの利用において交通法規その他の法令に違反し、若しくは違反の疑いが生じた場合、登録ユーザーが関与する事故が発生した場合、又は登録ユーザーと第三者との間で紛争若しくはトラブル等が発生した場合、行政機関その他の第三者(都道府県警察を含み、以下「行政機関等」といいます。)から当社が必要と判断する個人情報その他の情報の提供を受けること

2.当社は、前号で取得した情報を第14条第1項に基づく本サービスの利用の一時的な停止、又は本サービスの登録の取消、交通違反の傾向分析、その他当社プライバシーポリシーに定める利用目的のために利用すること

3.行政機関等が当社に対して本項第1号に定める情報提供をすること

4.当社が行政機関等から本項第1号に定める情報の提供を受けることについて、当社に対して何らの異議も述べず、損害賠償等の請求も行わないこと》

【え…!】これがLUUPの「アカウント停止」状態です(写真)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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