「JALの羽田格納庫」の片隅に“65年前の旅客機の機首”が…→その意外すぎる内部って? 「今じゃまずムリ」なスゴい特徴とは

JALの格納庫の片隅に、往年のJALの旅客機の機首部分が保管されていました。実はこれ、同社初のジェット旅客機「FUJI(ふじ)号」のもの。しかもこの機体、機内もほぼ往年の姿のまま保管されているのです。どのようなもので、どういった特徴があるのでしょうか。

「空の貴婦人」とうたわれたDC-8

 JAL(日本航空)が2025年11月より、羽田空港の同社格納庫内にある見学施設「JAL SKY MUSEUM」をリニューアルオープンします。この格納庫の片隅に安置されているのが、往年のJALの旅客機の機首部分です。これはダグラスDC-8-32「JA8001」、同社初のジェット旅客機「FUJI(ふじ)号」のもの。しかもこの機体、機内もほぼ往年の姿のまま保管されているのです。どのようなもので、どういった特徴があるのでしょうか。

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JAL「FUJI号」の外観(乗りものニュース編集部撮影)。

 この「FUJI号」が就航したのは、1960(昭和35)年。これを皮切りにDC-8シリーズはその後JALで計60機が使用されました(リース導入も含む)。細く長い優雅なフォルムから「空の貴婦人」とうたわれ、卓越した性能をもっていたといいます。一般的にも古くからのファンも多い、まさに“往年の名機”といったところです。

 そしてこの「FUJI号」をはじめとするDC-8の一部では、「日本文化」を強くアピールしたサービスを採用し、評判を呼んだといいます。そのなかでもっとも特徴的なもののひとつが、機内に設置された「純日本風のラウンジ」です。

 機内は、いまの旅客機とはまったく違う色調が使われていることが、はっきりとわかります。床はクラシカルな絨毯が張られ、側壁はなんとゴールド。座席も今ではまず見られない光沢感があり、これは西陣織のシートカバーが張られているとのことです。

 ラウンジの席数は4席で、2席ずつがテーブルを隔てて向かい合うレイアウトに。テーブルには灰皿があり、機内での喫煙はごく一般的なものであったことを示しています。また、窓の部分は一般的な和室のように、木の枠に和紙が貼られており、外の景色を見たい時は「障子を開ける」仕様となっています。これも、現代の航空法では採用は難しいと見られ、旅客機の黎明期ならではの特徴です。

 なお、JALによると、この機内ラウンジのテーマは「空の一流ホテル」とのことです。

【写真】すげえ…これがJALの「65年前の機内ラウンジ」です

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