最強快速50年の進化! 速さだけじゃない『新快速』の次世代戦略 まだ伸びしろアリ!?
京阪神の大動脈として君臨するJR西日本の「新快速」。その圧倒的な速さはよく知られていますが、ライバル私鉄や首都圏の快速列車と比べて、どれほど速いのでしょうか。
速さの秘密は専用の線路にあり!
JR西日本の「新快速」は、特別料金不要の列車としては日本最長クラスとなる、福井県の敦賀から兵庫県の播州赤穂まで275.5kmもの長距離を走ります。その真価が発揮されるのが、ライバルひしめく京阪神エリアです。
 
                
                  
                たとえば、大阪駅と京都駅の間(42.8km)を新快速は約29分で結びますが、これは阪急電鉄の特急(約43分)や京阪電気鉄道の特急(約51分)を大きく上回ります。
この速さの秘密は、最高速度130km/hの高性能車両と、多くの区間で快速や普通列車とは別の専用線路を走る運行形態にあります。一般道の隣に専用の高速道路を持つようなもので、前の列車に詰まることなく性能を最大限に発揮できるのです。
その実力は全国的に見てもトップクラスです。首都圏を走るJR東日本の中央特快(新宿~立川)などと比較しても、新快速の平均速度の高さは際立ちます。
こうして速度で絶対的な地位を築いた新快速。しかし、これほどの速さを武器にしてもライバルが共存できているのが、京阪神エリアの競争の奥深さです。
 
                
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