大宮→宇都宮を「3時間かけて走る新幹線」が運行へ 通常なら30分弱の区間を遠回り! 在来線でも約1時間20分

大宮駅から宇都宮駅まで、通常は約30分弱の同区間を約3時間かけて走る新幹線が運行されます。

「こまち」車両が異色のルートで走る

 2025年12月13日(土)に、大宮駅から宇都宮駅まで、通常は約30分弱の同区間を約3時間かけて走る新幹線が運行されます。これはJR東日本グループの旅行会社、JR東日本びゅうツーリズム&セールスの団体臨時列車「新幹線のルーツを巡る特別列車の旅」として運行されるものです。

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秋田新幹線「こまち」などに使用されるE6系新幹線(画像:写真AC)

 この臨時列車は、宇都宮線の開業140周年を記念し、新幹線指令員が本気で考えた企画とのこと。通常は秋田新幹線「こまち」で使用されるE6系で運行予定です。大宮駅を出発し、小山新幹線車両センターを巡りながら、終点の宇都宮駅を目指す変わったルートで走ります。

 車内では、東北新幹線開業前に存在していた「新幹線総合試験線」に関する解説が行われるほか、小山車両センターでは、車体洗浄装置を通過し、「庫線(くらせん)」にも入線するとしています。

 なお、大宮~宇都宮間は在来線普通列車でも約1時間20分で、新幹線車両による非日常の車窓を楽しむことができます。

 JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、ウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」でこの列車に乗車できる複数のプランを発売中。普通席プランは大人1人あたり1万9000円(こども1万8000円)、グリーン席プランは大人1人あたり2万2000円(こども同額)です。また、宇都宮線沿線にある地元酒造会社の日本酒が楽しめる「オトナ編」プランも設定されており、大人1人あたり2万円(こども設定なし)となります。

【画像】これが大宮→宇都宮を「3時間かけて走る新幹線」の運行ルートと時刻です

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