バードストライク発生数「1日4.6件」! 対策はハイテクとアナログの合わせ技 “エンジンに鶏肉撃ち込む試験”まで

2024年のバードストライク発生件数は1687件と過去最多を記録しました。たかが鳥と侮るなかれ、その衝撃は想像を絶するものです。空港ではいったい、どのような対策が行われているのでしょうか。

結局はアナログが最強! 空港を走り回る「黄色い車」

 このように飛行機自体も対策を講じていますが、そもそも鳥が空港にいなければ衝突は起きません。そこで空港では、ハイテクとアナログを融合させた、終わりのない戦いが地上で繰り広げられています。

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航空自衛隊松島基地が公式Xで公開した画像。バードストライクを未然に防ぐため、空砲音や煙火で鳥を追い払っている(画像:航空自衛隊松島基地)

 すなわち、空港から鳥を遠ざけるための対策です。日本を例にとると、関西国際空港や伊丹空港などで導入されているのが「バードソニック」です。これは単なる爆音ではなく、鳥が不快に感じる高周波を計算して照射し、鳥を遠ざけるハイテク装置です。

 しかし、こうした最新技術を駆使してもなお、最も確実で効果的とされるのは、実はアナログな方法です。

 それが、羽田や成田などの主要空港で24時間体制で活躍する「バードパトロール」です。

 彼らは専用のパトロールカーで滑走路周辺を巡回し、鳥の姿を見つけると空砲やサイレンを使って威嚇し、追い払います。

 地道な作業ですが、この対策を行っている空港では、未実施の空港に比べてバードストライク率が半減するというデータもあり、現在でも「最強の対策」とされています。

 空港の展望デッキから滑走路を見渡すと、時折走り回っている派手な黄色い車を見かけることがあります。あれこそが、私たちの空の安全を地道に守り続けているバードパトロールなのです。

【鳥公害に悩まされた結果…】半世紀前の羽田空港で見られた衝撃の写真

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