「日本最長の昼行特急」10年ぶりに特別復活! そこ停まる!? 名古屋飛ばす!? やけに揺れる!? 抱腹絶倒の7時間超!

大阪駅と長野駅を往復する団体臨時列車が2025年12月に運行されました。約10年前まで走っていた当時の「最長昼行特急」が復活した形ですが、ハプニングづくしで7時間以上を走りぬけていきました。

「大阪しなの」も通過の駅で15分停車 “知事が出てきた!”

 団臨のため途中駅での他の列車の通過待ちや、行き違いなどの停車時間を含めて、大阪から長野が7時間1分、長野から大阪が7時間32分を要しました。一見すると悠長に見える行程ですが、大阪から長野へ向かった往路は「綱渡り」の場面もありました。

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草津駅での「日本旅行創業120周年記念号」の出発セレモニー。右から2人目が南啓次郎氏、3人目が滋賀県の三日月大造知事、4人目が日本旅行の吉田圭吾社長(大塚圭一郎撮影)

 大阪駅11番線への入線は、特急「サンダーバード」7号敦賀行きが8時10分に出発した後です。このため、出発は入線4分後の8時25分という慌ただしさでしたが、参加者の多くは、大阪にカムバックした383系をカメラのファインダーに収めようと懸命でした。プラットホーム上の乗車口にある電光掲示板には「しなの」と表示され、さりげなく「大阪しなの」の復活を印象づける“粋な演出”もなされていました。

 入線後も撮影に夢中な参加者に、添乗員は「ご乗車ください!」と促し、「発車2分前です」などと残り時間を伝えて乗り遅れがないように心を砕いていました。

 ユニークだったのは、現役時の「大阪しなの」が停車しなかった草津駅に15分停車し、元JR西日本社員の三日月大造・滋賀県知事らが出席して、ホーム上で出発セレモニーが開かれたことです。

 三日月氏は、現在の草津市で創業した日本旅行が、現存する旅行会社で最も歴史があると紹介し、滋賀県として「私たちは誇りにしたいと思います」と言及。日本旅行創業者の故・南新助氏のひ孫である南啓次郎・南グループ代表は「南新助(氏)は旅行業というのはお客様の一生に残る宝となる思い出を作る、そのお手伝いをする仕事と申しておりました」と振り返り、自身を含めた創業家も参加して「私にとりましても生涯忘れない思い出となりますように、十分楽しんでまいりたいと思います」と笑みを浮かべました。

 車内で昼食として振る舞われた弁当は南グループの南洋軒が調製し、近江牛のすき焼きや赤玉こんにゃくといった滋賀県産またはゆかりのある食材をふんだんに用いました。

 列車には日本旅行の「宣伝部長」、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」も乗り込み、車内を巡って乗客との記念撮影に応じました。オーバーオール衣装をまとっており、関係者は、「しっぽが見える衣装で登場するのは珍しいです」と説明しました。

【スゴすぎた!】これが「日本最長の昼行特急」に乗ったツアーの様子!(写真23枚)

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