陸自最強「10式戦車」なぜ増えない? “レアキャラ化”の裏にある日本の国防戦略の大転換
陸上自衛隊の10式戦車は、日本が世界に誇るハイテク戦車ですが、実は数の上では主力ではありません。なぜ高性能な戦車がなかなか増えないのか、そこには日本の安全保障戦略と新たな「主役」の存在がありました。
戦車=必要になったのに、なぜ日本は数増やさない?
戦車は燃費が悪く、維持補修部品も高額です。ゆえに長距離を移動する場合は専用の運搬用トレーラーか、重量物に対応可能な鉄道が必須です。こうした理由から、日本では、装輪装甲車を増やしたり、個人装備を充実させたりといった方向にシフトし、戦車の数を減らす方針に切り替えたのです。
とはいえ、戦車が完全に不要になったわけではありません。
泥沼のような悪路でも突き進めるキャタピラの走破性と、敵陣を粉砕する大口径の火力は、やはり陸上戦の要です。実際、2022年のロシアによるウクライナ侵攻が始まると、当初こそ高価な戦車が安価なドローンや携帯型ミサイルで次々と破壊される映像が世界を駆け巡ったことで「戦車不要論」が出たものの、泥でタイヤ駆動の装輪車両が動けなくなる中、戦車だけが前線を支えた事例が報告されるなどして、戦車の有用性が見直され、ヨーロッパ各国では戦車戦力の増勢に踏み切る国が次々現れています。
オランダなどは、一度は戦車を全廃したものの、戦車部隊を復活させています。
そうした世界のすう勢のなかで、日本は2022年以降も戦車を減らし続けました。なぜ、欧米とは逆の動きをしたのでしょうか。そこには、島国である日本特有の事情がありました。
日本で戦車を運用するうえで最大の壁となるのが、道路事情です。
10式戦車は日本の狭い道でも走れるよう先代の90式戦車(50t)より小型・軽量化されていますが、それでも重量は約44tあります。
戦車を長距離移動させるには、前述したように専用トレーラーや鉄道が必要ですが、日本の鉄道は線路幅の狭い「狭軌」がほとんどで、欧米の鉄道ほど重量物に耐えられません。加えてトンネルが多いため、建築限界の観点から列車の幅も狭く、戦車を載せられる貨車も数が極めて少ないのが現状です。





泥沼の様な悪路なんて日本にどれだけある?北海道ならいざ知らず。
もうそろそろしたら30式(仮名)とか出てくるんじゃないんですか
そもそも日本は海に囲まれており平野も少ないので陸上兵器の活躍するシーンは限られています。陸上兵器が必要となる頃はかなり危険な状態です。逆に欧米やアフリカ大陸などは国境が陸続きなので陸上兵器はより強力なものが望まれます。記事にある通りの役割分担もありますが、むしろ地政学的な側面の方が強いのではないかと思います。
戦略転換したのではなく、せざる得ない状況に置かれただけです。
10式を開発量産始めようという時期に戦車の定数を300両に減らされ、すでに300両以上の90式を持っていたため、10式を量産出来なくなった。
苦肉の策で陸自は戦車の定数削減を飲む代わりに、16式を500両導入を求めて300両の枠を確保。だから16式が絶賛量産中ってだけ。
価格だけなら10式の方が安かった位。