「ラブホ空港」こと宮崎空港、実は“日本唯一”だらけ!? 知られざる「3つの珍ポイント」とは

ピンク色の夜のライトアップなどから、「ラブホ空港」とネット上で呼ばれることもある「宮崎空港」。しかし、実際に訪れてみると、唯一無二のものがなんと3つもあったのです。

救命艇が展示…なぜ?

 宮崎空港のターミナルビルの東側にはウエルカム広場という野外スペースが設けられていますが、ここには「ライフシーダー」と呼ばれる津波・水害対応型の救命艇が置かれており、なんと内部に入って見学することまで可能です。

 この救命艇は全長8.7メートル、幅3.5メートル、高さ3メートルの大きさがあり、船体は潜水艦のように全体が覆われた構造となっています。内部には25席のシートがあり、津波などで船が横転しても大丈夫なように、各座席には体を固定する3点式シートベルトと頭を抑えるヘッドレストが用意されています。

 2011年の東日本大震災では、地震そのものよりもその後の津波による被害の方が多く、空港施設に限ってみても、震源地近くの仙台空港や航空自衛隊の松島基地が津波に襲われるという被害を受けました。これにより、2014年頃に国土交通省が「津波救命艇ガイドライン」を制定し、国内の複数のメーカーが津波救命艇を開発・販売しています。

 現在、日本国内には約50艇の津波救命艇が設置されていますが、宮崎空港の「ライフシーダー」のように内部を日常的に公開しているのはここだけです。仮に大型地震などが発生した場合、海に隣接した宮崎空港は津波による被害を受ける可能性が高く、有事にはこの「ライフシーダー」は実際に人々の命を救う可能性も高いでしょう。実際、宮崎空港は宮崎県の民間の津波避難施設の第1号に指定されており、津波を伴う大規模震災が発生した場合には、多くの人々がここに避難することになります。

 津波救命艇を敢えて目立つ形で展示するのは、利用者にここが津波避難施設であることと、日頃の防災意識を啓蒙するという広報的な意味もあるのかもしれません。

【写真】えっ…これが「ラブホ空港の珍設備」驚愕の全貌です

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