JRと私鉄でバチバチ争った「2つの終着駅」どっちがスゴい? 築135年vs.96年

世界文化遺産・日光の玄関口とも言える「日光駅」と「東武日光駅」。どちらも、昔から要人や外国人観光客を迎えてきた歴史があり、他の駅にはない特徴を有しています。二つの日光駅について取り上げます。

新型特急で一新! 東武日光駅の今

 一方、JR日光駅から250mほど離れた場所に東武鉄道の東武日光駅があります。東武日光駅は1929(昭和4)年に開業。頭端式ホーム3面5線の規模の大きい駅です。

 現在の駅舎は1979(昭和54)年に建てられたアルペン風の山小屋デザインをした二代目です。こちらも2000(平成12)年に関東の駅百選に選ばれています。

 2023(令和5)年には、新型特急「スペーシアX」の運行開始に合わせて、駅舎がリニューアルされました。

 改札外のコンコースの吹き抜け部分は「日光東照宮の豪華絢爛さを表現した真珠・木目風の装飾」となり、内装やベンチには東武鉄道保有の山林の間伐材や、栃木県産の大谷石や芦野石が使われ、環境保全と沿線文化を発信しています。なお、2階には礼拝所が設けられ、外国人観光客を意識した国際的な配慮も見られます。

 特急の発着駅であり、待合室の売店では駅弁も販売されます。もちろん、英語で対応可能な観光案内カウンターもあります。

 駅のホーム構成は、1・2番線が主に各駅停車専用の4両編成対応ホーム、3番線は欠番で、4~6番線が6両編成に対応したホームです。時間帯によっては、4~6番線に特急が並ぶこともあります。SL列車「SL大樹ふたら」もこちらに発着します。

 駅前には廃止された日光軌道線で活躍した100形路面電車が保存展示されています。

 JR日光駅と東武日光駅、どちらも長い歴史と特色ある建物を持つ駅です。これからも互いに競いつつ、旅の魅力を高める駅であってほしいものです。

【レトロ派?モダン派?】「日光」「東武日光」両駅の駅舎を見る(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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