乗るだけで「観光気分」? 人気スポットも珍ルートも味わえる首都圏「乗りごたえのある路線バス」3選
車窓観光ができるような首都圏の「乗りごたえのある路線バス」を三つ紹介します。
お台場レインボーバス
山手線や東海道新幹線、京急線などが発着する品川駅とお台場を結ぶ路線です。お台場にあるフジテレビや東京ジョイポリスといった大型施設の付近を通り、再び品川駅に戻る形で往復1時間ほどかけて走っています。
また、田町駅東口(田町駅東口のバス停は東京科学大学の南側にある)に寄らない便もあるほか、夕方から夜間を中心に途中の台場一丁目止まりとなる便も設定されています。
どの便も途中、レインボーブリッジで海を渡るのがこの路線の特徴です。レインボーブリッジでは高さを稼ぐため、橋の西側では道路がループを描いて1回転しています。レインボーブリッジからお台場周辺までは新交通システムの「ゆりかもめ」と完全に並行し、レインボーブリッジの付近では「ゆりかもめ」と同じ高さを走っています。
レインボーブリッジは上下二層の構造で、上を首都高速、下を一般道が通っており、橋からは都心部の高層ビル群が見えます。首都高速からは遮蔽物が少なく見通せますが、下層の一般道からは橋の柱や金網があるため見劣りがあります。「ゆりかもめ」もレインボーブリッジを渡りますが、下層の金網の中を走るため、さらに見劣りします。お台場レインボーバスはレインボーブリッジの一般道を通りますが、「ゆりかもめ」よりは景色が良く見えます。
また、レインボーブリッジの周辺は当然ながら交差点がなく、路線バスがずっと走りっぱなしというのも珍しいのかもしれません。
お台場レインボーバスは、kmモビリティサービスが運行を担当しています。この会社は国際自動車グループで、タクシー事業のkmタクシーがよく知られているのかもしれません。お台場レインボーバスの乗車に際しては、交通系ICカードが使えない時期がありましたが、2025年10月から再開しています。
ちなみに、品川駅のバス停は「港南口」と呼ばれる品川駅の東側にあり、駅ビルの南側から発着しています。
Writer: 柴田東吾(鉄道趣味ライター)
1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。





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