空中給油機「ロシア製やめます!」制裁などの影響か? 南アジアの大国が新たに選んだ機体とは
インド国防省は2026年1月12日、空中給油機不足を補うため、ボーイング767を6機購入し、空中給油能力を付与する改修を行う方針を明らかにしました。
老朽化したロシア製機体を置き換えへ
インド国防省は2026年1月12日、空中給油機不足を補うため、ボーイング767を6機購入し、空中給油能力を付与する改修を行う方針を明らかにしました。
2026年1月現在、インド空軍はロシア製のIl-78空中給油機を6機保有していますが、これらは老朽化が進んでおり、運用上のリスクが高まっています。さらに、ロシアが2022年2月以降続けているウクライナ侵攻と、それに伴う西側諸国の経済制裁の影響により、スペアパーツの入手困難やメーカーからのサポート不足が懸念されています。
その結果、整備上の課題が増大し、稼働率の低下に加え、老朽化や整備負担の増加による運用コストの上昇にも悩まされているとされています。
この状態が続けば、インド空軍の作戦範囲や滞空時間、さらには運用の柔軟性が大幅に制限される可能性があります。そこで、中古のボーイング767を調達し、航続距離の延長と任務能力を強化した先進的な空中給油機へと改修する計画が検討されています。
この改修計画には、約1000億円規模の予算が投入される見通しです。改修作業は、イスラエル航空宇宙産業(IAI)とヒンドゥスタン・エアロノーティクス・リミテッド(HAL)が共同で担当する方針とされています。
早ければ2026年3月にも最終承認が得られる可能性があり、追加の空中給油能力に対する切迫した需要に応えることになります。機体の引き渡しは2030年以降に開始され、まず2機が就役し、その後は年2機ずつ導入される見込みです。





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