「読み直せ!」大戦果に司令部は仰天 戦艦「長門」で起きた怒号の応酬 ハワイ攻撃時の山本五十六の忘れられない顔つき【大戦「その時」】
長く連合艦隊旗艦を務め、日本国民から愛された戦艦「長門」。太平洋戦争開戦時、「長門」主計長であった大松沢文平氏が昭和47年にまとめた手記をもとに、開戦時の司令部の様子を振り返ります。
この記事の目次
・信じられない真珠湾の大戦果
・日ましに激しくなった訓練
・トラ トラ トラ
信じられない真珠湾の大戦果
※本記事は月刊『丸』(潮書房光人新社)2023年11月号に掲載された元「長門」主計長・大松沢文平(おおまつざわぶんぺい)氏の手記を抜粋・編集したものです。
昭和16年12月8日、夜半も近くなったと思われるころ、広島湾の柱島にいた連合艦隊旗艦「長門」の艦上では、若い幕僚たちと新宮暗号長が一枚の電報を手にして盛んに言い争っていた。若い幕僚たちは、
「電報をもう一度読みなおせ!」
といきどおっている。すると新宮暗号長は、ムッとしたような表情で、
「何回読んでも、いまいったとおりのことにまちがいありません!」
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Writer: 月刊「丸」編集部
1948(昭和23)年2月に創刊した、80年近い歴史をもつ月刊誌。第二次世界大戦における戦争体験者の生の声を収集し、大戦当時の貴重な写真を掲載。発刊元は株式会社潮書房光人新社。




