【対談】南混団司令×八代弁護士 司令官が語る「防空最前線」沖縄・南西諸島のいま

空自機の「緊急発進」が増加し続けている沖縄・南西諸島エリア。そこでいま何が起きているのか、その空を守る航空自衛隊・南西航空混成団の荒木司令(取材当時)に、八代英輝弁護士と、航空軍事評論家の関 賢太郎氏が聞きました。

沖縄・南西諸島の空を守る「南西航空混成団」

 近年、沖縄・南西諸島エリアで増加する一方の、領空侵犯に備えた航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)。那覇基地に司令部を置き、同エリアの空を守る南西航空混成団では2016年1月末、「第9航空団」の新編が実施され、戦闘機が増強されました。

 日本の防空最前線を担う南西航空混成団の司令官、荒木淳一空将(取材当時。「荒」は正しくは「ボウ」の部分が「トツ」)に、弁護士の八代英輝氏、航空軍事評論家の関 賢太郎氏が、その「いま」を聞きました。

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航空自衛隊・南西航空混成団の司令を務める荒木淳一空将(左。取材当時)と、弁護士の八代英輝氏。

八代「新編された第9航空団について、まず基礎的なことからお伺いします。第9航空団と南西航空混成団(南混団)の位置付けは、どのようになっているのでしょうか」

荒木「南混団に含まれる組織のひとつが第9航空団です。そのため、第9航空団は私の部下の組織になります。この第9航空団と、レーダーなどを扱う南西航空警戒管制隊(南警隊)、地対空ミサイル「ペトリオット」を持つ第5高射群という高射部隊が、南混団の大きな部隊です。そこに、支援部隊である南西航空施設隊や南西航空音楽隊などが存在し、全部がセットで『南西航空混成団』です。この南混団で戦闘機を運用する部隊のひとつであった第83航空隊が2016年1月31日、新編されて第9航空団になりました」

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