「身代わり」は使い捨て!? 新型機KF-21が従える“撃墜前提”戦闘機の衝撃 「もったいない」と言っていられない切実な理由
韓国の新型戦闘機KF-21「ボラメ」の相棒となる、異様な「使い捨て無人機」が出現しました。その名はSUCA。整備も回収もせず、敵の防空網へ真っ先に突っ込む“消耗品”の先兵です。三菱重工も注目する次代の「空の戦い方」に迫ります。
韓国国産戦闘機とセットで運用
国産戦闘機KF-21「ボラメ」を開発する韓国の防衛企業KAIは、ペア運用の無人機も同時並行で進めています。
その一環で、昨年(2025年)10月に韓国で開催された防衛・安全保障系の展示会「ソウル ADEX 2025」に、コンセプトモデルとして、無人戦闘航空機MUCCA(中型無人協調戦闘航空機)と、小型無人機SUCA(小型無人協調航空機)が展示されていました。
そうしたなか、筆者(布留川 司:ルポライター・カメラマン)が注目したのは、後者のSUCA。同機はなんと「使い捨て」を前提とした運用方法を構想しており、そのユニークなアイディアで注目を集めていたからです。
SUCAは全長約3mの円筒形の胴体に折り畳み式の翼が付いており、KF-21もしくは、再利用前提の無人戦闘機MUCCA(中型無人協調戦闘航空機)からミサイルのように発進します。
機体サイズの違いで、「AAP-150」と「AAP-220」の2種類あり、それぞれがターボジェットエンジンを搭載し、亜音速で400km(AAP-150)もしくは500km(AAP-220)飛行できるそう。なお、前述したように使い捨てのため、発射後は回収を想定しておらず、ゆえに機体の製造コストを低価格に抑えることを目指しているとのことでした。
有人戦闘機と無人戦闘機を連携して運用する手法は、韓国のKF-21に限らず世界中で開発中の次世代戦闘機で要求に盛り込まれる、もはや必須の能力となっています。ただ、一般的な無人戦闘機は、人間が操縦しないとはいえ、コスト的には決して安いものではなく、有人機と同じように定期的に整備して繰り返し使うことを想定しているのがほとんどです。
そうしたなか、KAIのSUCAは「使い捨て」という真逆の運用コンセプトを想定しています。その狙いはなんなのでしょうか。





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