建造されていたら歴史が変わった? 第二次大戦中に投入できなかった各国幻の空母たち

「建造されていたら、歴史を変えたかもしれない」――そのような、第二次世界大戦中の主な未完成空母について触れていきます。

艤装せずに終わった空母…

 欧州でも幻の空母は存在します。有名なのは1936(昭和11)年に起工されたドイツ空母「グラーフ・ツェッペリン」です。この艦は、基準排水量2万3140トン、速力34.5ノット(63.9km/h)、15cm砲16門、搭載機数42~50機という性能でした。

Large 20260203 01

拡大画像

進水式は行ったが艤装されることはなかった「グラーフ・ツェッペリン」(画像:ドイツ公文書館)

 ただ、史実でドイツは1940(昭和15)年4月のノルウェーとデンマークへの侵攻作戦の際に多くの艦艇を喪失。現状の海上艦艇ではイギリス海軍に対抗できないことを悟り、潜水艦の建造を優先して、同年6月には建造を中断しています。もし仮に同艦の建造を続けていたら1941(昭和16)年初頭には実戦化できたと考えられます。

 この場合、戦艦「ビスマルク」を喪失する原因となったライン演習作戦に参加でき、搭載戦闘機でイギリス雷撃機を撃墜して「ビスマルク」の被害を軽減したり、航空偵察でイギリス艦隊の配置を確認したり、「ビスマルク」を追尾していた巡洋艦を追い払ったりすることができたかもしれません。

 また、通商破壊艦として空母を活用した場合は、より神出鬼没で手が付けられなかったかもしれません。

【画像】完成したらこんな感じだった!? これが空母「グラーフ・ツェッペリン」です!

最新記事

コメント